Wendi Deng Murdoch(6)母親の黒歴史が娘達の邪魔をしない理由

前回の記事では「略奪婚成立までもう少し掘り下げて書いていきます」と書きましたが、あまり掘り下げるものがなかったため予定を変更して娘達について書きます。

自分の学生ビザのスポンサーになってくれた養父母の家庭を、グリーンカード取得のためにぶち壊したウェンディ。そして養父と結婚後4か月目には既に他の男の影がちらつき始めていました。そしてその男もやがて利用して捨てられたわけですが、アメリカンドリームと呼ぶにはあまりにも非道であるこの黒歴史は、ウェンディと二人目の夫でありメディア王のルパートの二人の愛娘達の成長に影響はあるのでしょうか?

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長女のグレースと次女のクロエが、ルパートと四人目の妻、ジェリー・ホールとの結婚式に参列した時の様子です。この他にも彼女達の画像は探せばいくらでもありますが、画像だけでは母親のダークな部分を受け継いでいるかどうかはわかりません。私は個人的に、ダークな部分はマードック家の血によってロンダリングされていると思っています。そして母親の黒歴史は彼女達の将来にまったく影響を及ぼさないでしょう。

確かに実業家の右腕としての才覚はあったのでしょう。しかしルパート氏を幸せにする気は微塵もなく金儲けのために利用したのでしょう。彼女は二人の娘にどのような教育を施してるのでしょうか。


これはWendi Deng Murdoch(5)名刺も肩書ももう要らない。最強の苗字を手に入れるまで - マリア様はお見通しという記事にしのぶ様からいただいたコメントの一部ですが、教育に関しては「アメリカと中国の一番よい面を両方取り入れています」とウェンディはインタビューで語っています。ゲストのおそらく中国系と思われるアメリカ人女性も「子供達に最高のもの(や環境)を与えることこそがウェンディのすべて」と言っています。やはり教育には熱心なようで、グレースもクロエもニューヨークの名門女子校の一つであるBrearleyに通っています。

youtu.beこのインタビューが公開された当時、アメリカに暮らし始めて既に10年以上経つのにこれだけ中国語のアクセントが強いということは、ウェンディは賢いけれどあまり語学向きではないと見ました。
彼女の英語についてはまた他の記事で書くとして(いろんな意味ですごい)、ルパート・マードックの娘としてどこに行っても特別扱いされているであろうグレースとクロエですが、当然心無い人達(主に同年代の同性)から母親の過去についてからかわれたことはあるでしょう。そしてITがここまで普及している今の時代、知りたいことなどググれば答えはほぼ見つかります。自分の母の過去だってそうです。
男と女のことなどまったく理解できないような年齢でそんな話を聞かされたら、自分の母親が犯罪者のようにすら思えたかもしれません。恥じたことも、気持ち悪いと思ったこともあるかもしれません。だけどグレースとクロエにとってはやはり母はウェンディしかいないのです。
「他の人にはひどいことをしたかもしれないけど、私達のことはちゃんと愛してくれている」と我が子に思わせることくらい、ウェンディには朝飯前でしょう。
ニューヨークの中でも上流社会の中で生活しながら「私の娘達はリッチなうえに美しいのよ!」と自分の黒歴史などすっかり忘れてしまったかのように堂々と、無邪気に娘達を称えるウェンディのたくましさもすごい。
そしてなんといっても娘達は、どこに行ってもルパート・マードックの娘ということで守られています。「あの子達の母親って・・・・」とそこらへんの有閑マダム達がひそひそとささやいたところで、政財界においてルパートが持つ絶大な影響力を考えたら、母親であるウェンディの黒歴史なんて屁でもないでしょう。娘達はマードック家の人間として生きていき、黒歴史はウェンディだけが背負っていくものなのです。

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上の画像は、姉妹がキリスト教の洗礼を受けた時の画像。見てくださいこの豪華なメンバーを。ルパートとオーストラリアンつながりでニコール・キッドマン、ヒュー・ジャックマン、そしてウェンディの友人であるイヴァンカ・トランプと夫のジャレッド・クシュナー。で、ウェンディの右側にいる黒髪の美人ですが、ヨルダンのラニア王妃です。なぜラニア王妃が洗礼式に出席しているのかと言いますと、なんと姉妹の洗礼式はヨルダン川で行われたのです。しかもイエス・キリストが神聖な儀式を行ったとされているまさにその場所で。やはり富豪は金のかけ方がいちいちすごいんですよね。

Baptisms by the Jordan

こんな聖域で洗礼式を受けた可愛い女の子達には、もはや母親のやってきたえげつないことなんて関係ないでしょう。
ルパートの母、エリザベスは生前はっきりとこういいました。「あの子達は(ルパートが所有する)News Corp.の経営には携わらせない」
だけどウェンディがはいそうですが、と引き下がるわけはありません。必ず我が子達にNews Corp.における発言権を持たせるようにしてくるでしょう。実際娘達は同社の株式を取得していますしね(ただし経営に影響を持つほどの数ではない)。

 



シリーズ(7)に続く

Wendi Deng Murdoch(1)彼女がこんなにも気になる理由 - マリア様はお見通し

 Wendi Deng Murdoch(2)大都市・広州で動き出した運命 - マリア様はお見通し

Wendi Deng Murdoch(3)残酷なまでに鈍いからこそ辿り着けた場所 - マリア様はお見通し

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Wendi Deng Murdoch(5)名刺も肩書ももう要らない。最強の苗字を手に入れるまで - マリア様はお見通し

昭和の雪景色を彩ったもの

年々地球の温暖化が進み、私の故郷は私が幼い頃ほど雪深くもないようで、だからこそもはや見ることはできないであろう雪景色のことをふと考えています。


真冬の田園。私が幼かった頃、この大きく真っ白なキャンバスを様々な原色の物体が斜めに横切り、暗く湿った裏日本の冬という作品を描きました。

私が小学生の頃冬用のアウターといえば、可愛さよりも実用性重視でした。防水・防寒具でしっかり完全防寒をして通学していたのです(私達はトップをアノラック、ボトムをゴムズボンと呼んでいた)。
ネットショッピングが普及していないどころか、インターネットそのものがまだ存在しない時代でしたから、皆地域では一番お洒落だと信じている大型スーパーに行き、カラフルな防寒具を購入していました。今の時代ならスノーウェアとでもいうのでしょうか。

ここから先は雪国で生まれ育った人なら容易に目に浮かぶと思うのですが、雪深い地域では、冬になると近道をして帰れるのです。時間的には普通に歩いて帰るのとおそらくたいして変わらないのですが、地理的に見て不思議と近道をした気分になれるのです。どうやって近道をするのかというと、歩道を歩いて直角に進むのではなく、雪で覆われた田んぼを斜めに突き進むのです。

ところどころ黒く汚れている白い田園地帯と暗く寂しい灰色の空の境界線はあいまいで、その中をカラフルな防寒具を身に着けた子供達が斜めに突っ切って彩っていくのです。
踏み出すたびにずぼっ、ずぼっという音を立てて。

こうして足をとられるため、もしかすると普通に歩道を歩いたほうが早かったかもしれませんが、私達が子供の時は近道をしているんだと信じていました。
帰省してももうこんな景色を見ることはないでしょう。もう昔ほど積雪もないためゴムズボンをはく必要もないし、積もったとしても今どきの子供達はゴムズボンなんてださくて履かないんだろうなぁ。


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Wendi Deng Murdoch(5)名刺も肩書ももう要らない。最強の苗字を手に入れるまで

富豪という表現ではおさまりきらないルパート氏が選んだのは、典型的なトロフィーワイフの外見ではないけれど、非常に賢い中国人女性のWendi(ウェンディ)さんでした。

ウェンディさんはこうしてルパート氏の目に留まった

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「なんだ、そんなことか」という方法で彼女はルパートさんの目に留まります。いったい彼女の魅力はなんなのだろう?と気になって仕方がない人が読んだら失望するでしょう。
ルパートさんが香港のStar TVの新しい本社で、自身を囲む形のタウンホールミーティングを開いた際、他の社員達が皆ルパート氏の類稀な才能や成功に対しお世辞のような質問ばかりするのに対し、当時28歳だったウェンディさんはこう聞いたそうです。

「中国でのあなたのビジネス戦略がひどいのはなぜ?」


会場は静まり返りました。
ルパートさんは彼女の質問に対しちゃんと回答をしましたが、彼女は「その説明では不十分だ」と言い、彼はさらに説明をし「これで満足かな?」と聞きました。彼女は「いいえ」といい、ミーティングの後にルパートさんに直接話しに言ったそうです。
「イエスマンだらけの中で、メディアモーグル・Rupert Murdoch相手にものおじしない私」として目立ち、ルパートさんに自分を印象付けることに成功しました。
だけどこんなベタな、月9のドラマでくらいしか使われなさそうな筋書きでルパートさんの目に留まったとはいえ、ウェンディさんのすごいところはここからでしょう。彼女は自分が目立ちたい、彼の印象に残りたいという目的のために的外れな発言をしたり、適当に意見したのではなく、ルパートさんが抱く「中国市場に参入し、ビジネスを拡大したい」という野望をとげるために具体的な提案ができたであろうし、また自らその達成のために動く用意のできている野心家でもありました。

最強の右腕

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Star TVのCEO, ゲイリー・デイヴィー氏がウェンディさんにある出張についてざっと説明した時のことです。
「君には香港で重要な人物を迎え、そしてその人の旅行に関するあらゆる書類やホテルを手配し、上海に連れて行ってもらう」
ウェンディさんは"O.K."といっただけでした。その重要人物が誰なのかということを自分から確認しようともせず、あのルパート・マードックだと知った後でもまったく動じなかったのです。そしてウェンディさんとルパートさんは、上海出張で意気投合し、二人が早朝から一緒にホテルのジムで汗を流す様子を、その出張に同行した男性が目撃しています。そしてその男性は「二人の間には確かにときめきが存在していた」と言いましたが、実は当時まだルパート氏は二人目の妻、アナさんと結婚していました(結婚生活は暗礁に乗り上げていましたが・・・)。
その出張の後すぐにルパートさんは信頼できる知人に、自分とウェンディさんが逢瀬に使える隠れ家を用意するように依頼をし、そこでウェンディさんと数日を過ごしました。こうして彼はウェンディさんの毒牙にかかり夢中になってしまいます。そして当時既にインターンからStar TVのエグゼクティブとなっていたウェンディさんを表向きには休暇中ということにして、ルパートさんが囲って蜜月を過ごすのです。
ここまでルパートさんがウェンディさんが夢中になったのは、異性として魅力的だと思ったのはもちろんのこと、自分が喉から手が出るほど欲しかった中国市場の獲得するための強力な味方の出現に、心が躍ってしまったのではないでしょうか。当時ウェンディさんはルパートさんの願いをかなえることに全力を注いでいたのですから。

野心家同士がタッグを組む 愛人から正妻へ

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(AP Photo/Grace Studio, Tom Rollo)

ビリオネアとの結婚式での装いだというのに、なんだかこれからディナーショーで演歌でも歌いだしそうな雰囲気ですね。

「ちょっとは仕事のペースを落としてゆっくりL.A.で一緒に過ごしましょう」というアナ夫人。対するルパートさんは、まだまだビジネスを拡大、加速させたいと思っていたため拠点をニューヨークから移したくありませんでした。長い間お互いに少しずつ歩み寄りながら、ペースをそろえて生きてきたけどそろそろ二人とも疲れてしまい、夫婦でカウンセリングを受けていたのです。
それを知ったルパートさんのお母様は「離婚だなんてとんでもない!これから寂しい人生を歩むことになるし、計算高い女が近づいてきてはめられてしまうわよ」と、離婚をさせないように必死でした。そして計算高い女に出会ってしまったのです。男と女としてだけではなく、同志として同じ方向を見て共に歩いて行ける人間の出現が、ルパートさんに離婚を決意させたのは間違えないでしょう。老後の穏やかな日々をアナ夫人と共に楽しもうと買った豪華なヨットの帆を、ウェンディという風が揺らし始めたのです。
Star TVのスタッフ達は、ウェンディさんの優秀さや潜在能力、そしてエネルギーがあれば一流企業の幹部にもなれると思っていましたが、ウェンディさんのゴールはそこではなく、「有名になってリッチな生活をすること」でした。そしてその夢を実現させるために、このうえなく理想的なルパート・マードック氏に出会い、見事愛人から正妻へとのぼり詰めました。この彼女のぎらぎらしているエネルギーが、尽きることのない新たなビジネスへの展望を持ち続けるルパートさんにとって追い風のように感じられたのかもしれません。
まだアナ夫人と別居中の頃、マードック夫妻が離婚に向けて具体的に動き始めていたかどうかはわかりませんが、ルパートさんはウェンディさんと一緒にいることを望み、それを彼女に伝えました。それに対しウェンディさんはNoと答えるのです。わかりやすい展開ですね(笑)。

「どうやったらあなたと一緒にいられるというの?私にはよい仕事が必要なの。中国から努力を積み重ね、名門大学で学位をとるためにすごく頑張ったの。そして今恵まれた仕事を手にしている。もしあなたとの関係がうまくいかなかったら、私はすべてを失うことになるでしょう」


そしてルパートさんはこういうのです。
「心配しないで。ちゃんと結婚するから」
愛人という不安定な立場にいたウェンディさんは、一番聞きたい言葉をこうして引き出すことに成功しました。そして二人が結婚したのは、ルパートさんとアナさんの離婚から17日目のことでした。ルパートさんは68歳、ウェンディさんは30歳で、ルパートさんにとって三度目、ウェンディさんにとっては二度目の結婚でした。

 
次回は略奪婚成立までもう少し掘り下げて書いていきます。

シリーズ(6)に続く

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Wendi Deng Murdoch(4)不美人がブロークンイングリッシュでオーストラリア人の幹部達をどうやって魅了したのか - マリア様はお見通し

Wendi Deng Murdoch(4)不美人がブロークンイングリッシュでオーストラリア人の幹部達をどうやって魅了したのか

妻子ある男性の家庭をぶち壊して結婚→グリーンカード取得後、その男性をポイ捨てし浮気相手と暮らし始めたウェンディさん。その後その浮気相手も捨てて、前と上だけを見て、着実に夢の現実に近づきつつありました。

イエール大マネジメントスクール入学、そして香港でのインターンシップ

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カリフォルニア州立大学ノースリッジ校において経済学の学士号を取得した後、ウェンディさんはイエール大学のマネジメントスクールに入学しました。シリーズ(3)でも書いたように、このスクールにかかった費用は当時おつきあいしていたDavid Wolff氏の母親に出させました。おそらく将来を約束しあっていたからこそ、Wolff氏のお母様も出資したのでしょう。
このスクールでMBAを取得するにあたり、インターンシップを経験しなければならなかったわけですが、そのインターン先が、ルパート氏が買収した香港のStar TVだったのです。そのインターン先が決まった経緯もすごい。同社の社長であるブルース・チャーチル氏が、ウェンディさんが通っていたマネジメントスクールのOBで、当時ソニーピクチャーズのプロデューサーをしていた男性から彼女を紹介されたそうです。誰に気に入られるべきなのかやはり彼女はよくわかっていますね。そこらへんの嗅覚がとても発達している。
だけど潜在的な視聴者数を考えれば当然誰もが手に入れたいと思っていた中国のTV業界に、自由市場をもちこもうとしていた多忙なルパート氏の目にインターンが留まるわけがないのです。彼女は何をしたのでしょうか?

帝王を魅了する前にまずは重要人物達を攻略したウェンディさんの武器

インターンとしての彼女はとにかく自信を持っていて楽観的で、そして積極的だったそうですから、控えめな一般的なインターンとはまったく違ったのでしょう。強い中国語訛りのあるブロークンイングリッシュでマシンガンのように話し続け、思い切りのよいタイプであった彼女は、当時Star TVが苦戦していた中国当局との交渉に一役買っていました。そして社内の重要人物には自ら積極的に近づいて行ったのです。もう一度いいます。彼女はインターンですよ・・・・。「頑張っていれば神様は見ていてくれるから、いつかいいことがある」などと甘いことを言わないのがウェンディ流なのです。また「聡明」とは違うけど頭はキレるタイプ。
幹部の多くがオーストラリア人男性でしたが、約束もとりつけずに彼らのオフィスに表れて「インターンのウェンディよ!」と自己紹介をする。これは見ていて感じの良いものではなかったし不快に思っていたスタッフもいたけど、なぜかウェンディはこういう不躾ともとられかねない行動が許される雰囲気を持っていたのです。
宣伝部門をとりしきっていた有力者の男性は長髪で、その髪を束ねるスタイルをしていたのですが、ある日彼がウェンディのオフィスの前を通り過ぎたのを見かけ、彼女はオフィスから飛び出してきて彼の束ねられた髪を掴んでぐいっと引っ張ると「ハイィィィ!インターンのウェンディよ!」と自己紹介をしました。この男性は一瞬驚きのあまり固まってしまうのだけれど、そんなことおかまいなしでにこにこしながら立っているウェンディを見て「まあいっか」となってしまったそうです。
ここまで読むと彼女が色仕掛けで幹部達に気に入られたわけではないことがわかりますね。自分は外見的にそれほど魅力的ではないと自覚していたからかどうかはわかりませんが、「がらっぱち」というキャラクターで重要人物達の懐に入り込んだのです。
こうして読んでいくと、彼女には同性として憧れる要素が一つもありません。シンデレラストーリーといえば、フランスのB級女優からロスチャイルド家に嫁いだナディーヌ・ド・ロスチャイルド夫人がいます。彼女の著書はページをめくる手がとまらないほど、とにかく同性として学ぶべきことがたくさん書かれていました。対するウェンディさんは知性、教養、洗練といったものから程遠く、頭がよいのはわかるのだけどどうしてもダークなイメージが払しょくできないのです。
とにかくこの「ポニーテールひっつかみ」の一件以来、周囲のスタッフ達はウェンディが非常に堂々とした野心家であることを確信するのです。こうして重要人物に自分を売り込み、いよいよ帝王=オーナーであるルパート氏を毒牙にかけるチャンスがやってきました。

シリーズ(5)に続く

Wendi Deng Murdoch(1)彼女がこんなにも気になる理由 - マリア様はお見通し

 Wendi Deng Murdoch(2)大都市・広州で動き出した運命 - マリア様はお見通し

Wendi Deng Murdoch(3)残酷なまでに鈍いからこそ辿り着けた場所 - マリア様はお見通し

ブースターに対して懐疑的だった私の目を覚ましてくれたアイテム

ブースターをばかにしていてすみませんでした。
これをつけるようになったら口の周りのかさつきがなくなった!

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ブースターとは、基礎化粧品の肌への浸透を高めるためにつける基礎化粧品ですから、化粧品メーカーがさらなる金儲けのために創り出したしようもないものだと思っていたのですが、これは確かにいい!

私は 顔全体はどちらかというと脂性肌なのですが、冬になると口の周りだけは乾いてしまい、どんなにリッチ(金額ではなくテクスチャ)な化粧水を使い、乳液でふたをしてもこの問題だけは解消されませんでした。
そこでより強固な蓋を求めて買い物に出かけたら、コスメデコルテの店員さんに勧められたのがブースターの使用。「買い足すならより濃厚な乳液だろう」と思い込んでいた私としては、これは意外な提案でした。実際に口の周りの化粧を落として使ってみるのもなんなので、トライアルなしで購入したのですが、本当によかった。
歯磨きをした後、ハンカチで口の周りをふくとさらにかさつきがひどくなる→化粧水を上からつける→またすぐに乾いて意味がない、というスパイラルからの脱却です。
ちなみに化粧水も同ブランドのヴィタ ドレーブを使用しています。

www.cosmedecorte.com