マリア様はお見通し

普段は何も見えていないふりをしながら、善人面して静かに暮らしています

雪景色は非日常だから美しくて楽しい 

雪国への移住は、率直に言っておすすめはできません。旅行するにはいいけど、住むのは覚悟がいると思います。
冬期間は起床時間を一時間早めて雪かき→車庫から車を出して、凍結した路面を超のろのろ運転で出勤。これだけで一仕事ですから、都会の通勤ラッシュとはまた違った疲労感があります。それは雪国に暮らす人達の苦労のほんの一部です。

美味しいお米とお酒造りに欠かせないもの=「豪雪」と日常的にむきあえますか?

雪国は雪解け水によって肥沃な土壌が作られ、その結果おいしいお米が育ちます。お米が美味しいということは、お酒も美味しいのです。その美酒が造られる厳しい気候と日常的に向き合うことは、なかなか難しいことです。
だけどその厳しい気候が作りだす環境にしかない美しさもあります。上の麒麟山酒造周辺のような情景を車窓からのんびり眺めてみたい人は、真冬に磐越西線に乗ってみられるとよいですよ。新潟県の新津と福島県の会津若松を結ぶ、阿賀野川沿いを走る路線です。都会の人は「田舎って駅と駅の間がこんなに長いの!」「こんなに雪が降っても電車が走るのか・・・・」と驚くこと間違えなし(笑)。
だけどそれも旅だから楽しいんですよね。電車を降りる頃には「暮らす場所ではないな」と思うことでしょう。

ここは本当に日本なの?瓢湖(ひょうこ)

瓢湖はラムサール条約の登録湿地に登録されている人造湖です。

Whooper Swan

福島県の猪苗代湖もそうだけど、この湖で白鳥や鴨が戯れる姿を見ていると、そこが日本であることを忘れてしまいます。突き刺すように冷たい空気が顔にふれて人間は縮こまっているのに、ご覧の通り鳥達は大はしゃぎ。
この瓢湖の近くにあるショコラ亭で売られている新潟の地酒を使ったチョコレートはおすすめです♪

旅行にはよいと思う理由 雪景色は非日常だから楽しい

東京駅から上越新幹線に乗って私の田舎・新潟に帰る時はこんな感じです。
東京駅大宮駅あたりまでは、目立つことだけを考えたロゴの選択と配色の結果、下品なデザインになった看板がたくさん車窓から見えます。空も青い。
大宮駅を過ぎると、まだまだ青空は続くけど、田んぼが増えてきます。

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群馬県の高崎駅を過ぎると、トンネルが続きます。ま~っくら。上越新幹線にはMaxという二階建ての車両があります。「車内から見える景色を楽しみたいから二階に指定席をとろう!」と思って実際にとっても、あまり意味がないように思えます。
だってトンネルを出た!と思うのはほんの一瞬で、また次のトンネルに入ってしまうから、一階だろうが二階だろうがま~っくら・・・。


そしてついに最後のトンネルを抜けると、その先に広がるのは白銀の世界。

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(やっぱり二階席を指定したほうがよいですね)
太陽を雪が反射してきらきら光っているような世界ではなく、まるで水墨画のようです。なんかしっとりとしていて、そして暗い・・・。
「お肌が綺麗なのは、やっぱり雪国出身だからなんですね!」とよく言われる私は「そうですね。日照時間は確かに短いですから」と答えるのですが、本当に冬期間の日照時間は短いんですよ。暗い。あれは個人差こそあれ、精神面に影響をもたらしますよ。
両親が真冬に横須賀に遊びに来ると「同じ日本で、2月にこの青空は不公平だ・・・」とつぶやきます。新潟では3月くらいになると、ある日一歩外に出るとふと春の訪れを知らせるような甘い香りが鼻をつく時があります。本当に甘いんですよ。ちょっとしっとりとしていて。
その香りを嗅ぐと、心がはやるのです。そしてどれほど自分が春を待ちわびていたのか、その時になってわかります。

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