自然な陰影を生むYSLクチュールコントゥーリング

「なんかヌンチャクを隠し持っていそうな人」に見えそうな濃いシェーディングや、キム・カーダシアンのようにがっつりと「はい!ここに影が入ってます!」みたいなコントゥーリングをしたい人には物足りないけど、自然な陰影をつけたい人におすすめなのがYSLのクチュールコントゥーリングというパウダー。

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色はゴールデンとロージィの2タイプあって、私は#2のロージィをすすめられました。そしてつけ方を教えてもらってその後も日常的に使っていますが、こんな小細工は安室奈美恵さんのような超小顔の持ち主の隣に立たされたらもはや無意味で公開処刑。それでも悪あがきしたい人におすすめ。
とにかく左側のシェーディングが肌から浮かず、自然でいいです。右側のハイライトは目の下にさっと乗せるとたるみやしわが目立たなくなります♪またCゾーンにつけるとより立体感が出ます。とにかく自然。

天然のチークを活かして透明感のあるお肌にしてくれるコスメもあわせて買いました。

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頬の紅潮はどんなチークよりも魅力的 - マリア様はお見通し という記事で書いたように、私は頬に赤みが出やすいのですが(でも赤ら顔とは違う)、この赤みを利用して天然のチークみたいに見せたいとBAさんに伝えたところ、すすめられたのがルミエルディバインというフェイスパウダー。

赤みが出やすい部分からこめかみに向かってこのパウダーを乗せる。これは時間が経ってからすごさがわかりました。天然のチークが入っているように見える部分(赤みが出やすい部分)に光が反射して艶々。ほんのり赤く染まった部分がいきいきとして見えます。
同じような効果のある商品がNARS ブラッシュ 4024 - マリア様はお見通し

かな。でもYSLの方が艶っぽい。それからアラフォーの皆さん。目の周りはファンデを薄くして(あるいは塗らない)、代わりに保湿効果の高いコンシーラーでカバーしたうえからこれを乗せてみて。多分5歳若返るから。
こうして名品を世に送り続けるYSLのコントゥアリングを使ってみて感じたことを最後に述べると、女性はデーモン閣下になりたくてコントゥアリングするわけではない、綺麗になりたいだけ。その願いをかなえてくれるアイテムです。

関連記事:よれよれのメイクでボビイブラウンのカウンターに立ち寄ってみて学習したこと - マリア様はお見通し

ディオールが発売した「せつない赤」は一塗りでミステリアスになれる

Dior側としてはばばぁはマーケティング対象にしていないかもしれない。だからこんな風に書かれると迷惑である可能性もある。だけど言います。人生の酸いも甘いも知った年代だからこそ似合うせつない赤があって、それがDiorのルージュディオール リキッドの#625 ミステリアスマットなのです。一塗りすると「なんか影のある女」になれる!(自己評価)ミステリアスとつけるだけある!!!!

顔立ちや肌の色だけではなく、雰囲気にまで似合うリップに出会った

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ミステリアスマットの色は落ち着いた赤。ウェブで検索してレビューを読むとブラウン寄りの落ち着いた赤という声が多く見られますが、実際につけてみるとあまりブラウンは感じません。

本当によい色だなと思いました。季節に例えると晩秋特有の寂しさや美しさが詰まったような落ち着いた赤。攻めていない赤。だからブラウン寄りという声が出るのかな。秋に買ってばんばん使いたかった。ばんばん使いたいとはいえ、デイリー使いには向かない色。
私は1月に購入したんだけど、好評でした。「なんか今日綺麗だね」よりも言われて嬉しかったのが年配の知人女性の言葉。
「あなたの肌や髪の色だけじゃなくて、雰囲気にぴったり。普段は優しくて静かだけど、怒らせたら怖いところ」
内に秘めているマグマの熱さを表現してくれるミステリアスマット、最高です。

これは私も同感です。確かに飲食してはげてくると青みが出てくる(飲んでいても落ちない。さすがティント。でも油分の多いものを食べるとあっさりととれる)。だから私もメイク直しの時は、あえてミステリアスマットを塗り直さず、色が落ちてしまった上からブラウンのグロスを重ねるようにしています。そうするとまた別のミステリアスさが楽しめておすすめ。

どんなに似合う色でも買いだめはしない主義ですが、これはもう一本来秋用に買っておくべきか迷っています。来秋になったらまたもっと素敵な色が出てくるのでしょう。だけどこのミステリアスさはなかなか生まれないと思うと、もう一本買っておこうかなぁと思ってしまいます。

関連記事:「やっと巡りあえた!」という色の製造中止を恐れて買いだめするのは無駄だと思う理由 - マリア様はお見通し

記憶に残るプログラム

ロシア人のザキトワ選手に関する、アメリカ人フィギュアスケーターのアシュリー・ワグナーさんのツイートが論議を呼んでいます。

「競技としてのアプローチには敬意を払うけど、私はこの設定は無理。もはやプログラムではない。ザキトワ選手は前半に時間つぶしをして、後半ジャンプしただけ。演技ではない。採点システムにおいては問題ないことはわかっているけれど、フィギュアスケートはそういうものじゃない」

私は彼女のツイートに賛成です。確かに採点システムを考えたらザキトワ選手や他の選手がやっていることは理にかなっています。だけどこの採点システムでは、競技としては発展しているのだろうけれど、芸術面では衰退しているように見えてしまう。でも競技者である限り誰だって勝ちたい・・・・。
この現状を憂いながら私が思い出した「計算されつつも美しさが損なわれなかったプログラム」が二つあります。

キム・ヨナさんの2009/2010のFS ピアノ協奏曲ヘ長調

バンクーバー五輪でのヨナさんのFSは圧巻の美しさでした。彼女も採点システムを利用し、得点源になるジャンプはプログラム後半に残したり、さらにジャンプの入り方や飛び方の難易度ををあげそこでも加点を狙ってきました。

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オーサーコーチかあるいは彼女の振り付けを担当していたデイヴィッド・ウィルソン氏だったかは忘れましたが、あのFSについては「ありとあらゆる細部において加点が積み上げられるように計算してある」と言っていましたが、その計算は誰の目にも明らかなのに、「こうやって得点積み重ねてます」的なせこさがまったく感じられなかった。プログラムとしてのまとまりが素晴らしくて、美しかった。せこさを感じさせなかったのが、キム・ヨナ選手の力だったのでしょう。
しかも彼女はジャンプも助走の速さを利用して跳ぶから力まない。だから「あ、跳ぶぞ、跳ぶぞ」と観ている側に構えさせない。ジャンプ=あくまでも振り付けの一部みたいにすっとプログラムに溶け込ませる跳び方ができた。後半のあのコケティッシュな入り方からのサルコウなんて、屁の河童っす♪みたいな感じで跳んでいたけど、あれをあの舞台で軽々とやれるスケーターはそういませんよ。あの瞬間、跳んだというより舞ったよね。
キム・ヨナさんのを越えるTESを叩きだすプログラムを見ても、心に残るものや心が揺さぶられるような感じがまったくない理由がわかったということ。記録にも記憶にも残るプログラムを作ることは難しい。

2.浅田真央さんの2005/2006のFS くるみ割り人形

二つ目は、浅田真央さんの2005/2006のFS「くるみ割り人形」は、新しい採点システムをかなり積極的に利用したとても戦略的でなものありながら、プログラムとしても楽しかったです。

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「点数が1.1倍になる後半に連続ジャンプが控えているので、体力温存してまーす」という感じがこれっぽっちもなかった。あれを振り付けたロリ・ニコル、そしてそれを滑り切って完成品として見せてくれた浅田さんはすごかった。
当時浅田選手が新しい採点システムを追い風にめきめきと頭角を現してきていることについてコメントを求められたスルツカヤ選手が「まだただの子供でしょ」と一蹴したのは今でも記憶に新しいのですが、その子供っぽかった浅田選手が楽しそうに滑るくるみ割り人形は、情感たっぷりに滑るスルツカヤ選手に比べれば、確かに子供っぽかったでしょう。それは年齢を考えれば当然です。ジュニアから上がってきたばかりでしたし。
だけど背伸びせずに演じていたあのくるみ割り人形は、とても可愛らしかった。マスコミのあおりも大きく関係していますが、本当にセンセーショナルでしたよ。
ジュニアからシニアに上がろうとしている選手達が背伸びしようとする場合、タンゴが人気ですが、ジュニア選手が滑るタンゴを見る度に、浅田選手の愛らしい「くるみ割り人形」が懐かしくなるのです。

ワグナーがザギトワの演技批判「フィギュアの全てではない」 - 平昌冬季五輪2018 - SANSPO.COM(サンスポ)

 


関連記事:浅田真央選手が選び、歩んだ道を振り返る時 - マリア様はお見通し

 「何も与えない」ということが育てるもの

Ziplocの中の極小家庭菜園で豆苗を育ててからもうすぐ10日になろうとしていますが、栽培を通じて気がついたことがあります。

なかなか成長しないなぁ・・・保管する場所は日当たりのよい室内とあるけど、バルコニーに出しちゃおうかな、いっそのこと栄養剤を入れてみようか・・・などとやや苛立ちました。だけどやはり素人が下手に手を出すくらいなら、一日一回水替えをするという、商品パッケージの裏側に書かれていた指示=最低限のことだけをやって気長に待とう、と決めたら今はここまで伸びました。

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植物や野菜を育てるのって、人間関係と似ていませんか?
思うように成長しない状況を焦った自分が「これが足りないんじゃないか」と勝手に判断して与えたもの(水・日光・肥料など)が、実はその野菜や植物には逆効果ということもある。あるいは与えたものはよいものなのに、タイミングが違う、など。
焦らずに様子を見ることって大事ですね。家族同士、友人同士、そして恋人同士。
放置が最善策の時もある。見守るって大切ですね。


関連記事:プライベートの供給過多は恋の芽を摘み取る - マリア様はお見通し

モラハラの餌食になりやすい女性

モラハラといえば最近話題になったのがいしだ壱成さんの7つの掟です。

  1. 毎朝コップ1杯の水を用意
  2. 次に白湯を用意
  3. シャワー中にバスタオルと洋服を用意
  4. サラダ用に7種類のドレッシングを用意
  5. 帰宅時に45度の風呂を用意
  6. 入浴中に服を洗濯機へ、カバンを部屋へ
  7. その日の領収書をまとめて精算

いしだ壱成2度目の離婚の裏に特殊な“7つの掟” から引用しました)

この他にもこまごまとしたルールはあったことでしょう。「いい暮らしをさせてもらっているからそこまで要求が大きくてもしようがないか」と嫁が思えるほど、稼ぎがよさそうとも思えないいしださんがここまでしていたということが驚きです。
いしださんだけが悪く言われましたが、私はモラハラの餌食になりやすい女性が苦手です。その関係に自ら身を投じ、彼の高い要求に応じる自分に酔い、そんな自分の努力を彼が褒めてくれないと、友人に苦労話をして承認欲求を満たす女。

以前勤めていた会社に、モラハラ男にとってはまさにカモネギのような女の子がいました。

ランチの時間になっても食べるのはコロッケパン1個だけ。

「彼に『おまえちょっと肥えたんじゃない?困るよ』って言われたの」
そのパンをさっさと食べ終わるとデスクに戻り、眉間にしわを寄せながらボディランゲージに関する書籍を読むその女の子は155㎝でどう見ても40㎏ないという体型でした。
「彼がね、『おまえ心理学の本とかもっと読んだ方がいいんじゃねーの?俺の仕草とか見ていて俺の考えていることがわからないわけ?』って言うの」
これは俺の顔色見ながら常にびくびくしてろと言っているようなものでしょう。だけど彼女は幸せだったのです。


以下、仁科友里さんのコラムから一部引用しました

10月20日放送の『ビビット』(TBS系)に出演した眞鍋かをりは、いしだのルーティーンを「私は大丈夫」とコメントしていた。コメンテーターたちは、なぜいしだの要求は、そんなに上から目線なのかについて話しているのに対し、眞鍋はその要求について「できるかできないか」で答えている。モラハラ気質の男性にとって、“できないと言いたくない”プライドと“相手の期待に応えたい”気質を持つ眞鍋のような女性は格好のカモではないだろうか。

コロッケパン一個かじっていた女の子はまさにこのタイプ。彼氏ができたら仕事が手につかなくなって、彼からの評価だけがすべてになってしまうのです。
「仕事をしていても、彼がちゃんと家でご飯食べてるかなって心配になって、集中できない」

彼は5歳児か?

flame

  貢いで尽くして、その結果「重い」と言って、男は他の女に逃げていく。だったら次は恋愛にのめりこみ過ぎないように(恋愛に依存しすぎないように)すればいいだけ。やりがいのある仕事を持ち、自分の人生の主軸を恋愛以外のものにすればよい。あなたが彼女の友人ならば、そんな風にアドバイスしたくなるでしょう。
だけど不思議とこういう女性というのは、どうしても恋愛がすべてになってしまうタイプだから、どんな仕事を持とうが、どんなに没頭できる趣味があろうが、結局は男が一番というタイプ。一生男性への依存という炎に心を焼かれ続けて苦しむタイプ・・・。
ちなみにこの女性の口癖は「〇〇がぁ~」でした。〇〇は彼氏の名前。彼がすべて。
「あたしぇとつきあい始めたことでぇ~『なんか〇〇ってレベル落ちたよね』とか言われたくないしぇ~」

しがしぇと聞こえるあの独特のギャルっぽい喋り方が今でも耳に残っています・・・。


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