SNS全盛の時代に実家の固定電話に連絡をしてくる人への恐怖

先日母から電話が来た時、私もぎょっとしました。だけど第一声の声がいつも通りだったのでほっとしたのも束の間で、こんなことを言われました。

「ねえ、またみつこちゃんから電話がきたの。『マリアさんに私の電話番号を渡していただけましたでしょうか?一度も連絡が来ないので、ちょっと気になって・・・』って。あなた、みつこちゃんに連絡してあげた?」


中学校を卒業して一度も会ったことも話したこともないみつこさん。
そんなみつこさんが私と連絡をとるために私の実家に電話をしてきたのは、確かもう今から1年以上前のことでしょうか。確かこのブログにも当時の薄気味悪く感じた心境を書いたと思うのですが、その記事が探し出せません。
なぜ20年も会っていない私の実家の電話番号を持っているの??

私の携帯電話番号など知らなくても、フェイスブックなどで連絡がとれるご時世です。もしかすると彼女はフェイスブックをやっていないかもしれないけど、20年交流がなかった=会ったとしても積もる話すらない人間の実家の固定電話に連絡してくる人(しかも一年経って再び連絡してくる人)って怖いです。
だって前回実家に電話をしてきて、「この番号に連絡をくれるようマリアさんにお伝えください」と母に頼んだにもかかわらず、私からの連絡がないということは、もうそれが私からの回答ということです。察してください。そしてそれから1年以上経った先日、再び私の実家へ電話をしてきたみつこさん。

母と電話を切った後、確認のメールを送りました。

お母さんへ

色々みつこさんの電話のことで面倒かけてごめんね。今度電話が来たら「フェイスブックを見てください」と伝えてみて、もしも「フェイスブックをやっていないので、マリアさんの携帯電話を教えてください」と言ってきたら、私のこのメールアドレスを渡してください。
こんなことをいうのもなんなんだけど、もう中学を出てから一度も会ったことないわけじゃない?すごく仲が良かった人なら積もる話とかできるんだろうけど、みつこさんと会っても「頑張って何か話して話題をつなげていかないと」って思って(ほんと話すことないからさ)、せっかくの休日なのに疲れるだけなんだよねぇ・・・。
しかも私の実家にまで電話をかけてきて連絡先を教えてくれっていう人って、正直言って危ない人だと思うんだ。実家の固定電話でしか連絡が取れないっていうのは昭和時代の話だよね。

携帯電話番号だけは渡さないでください。よろしくお願いします。


そして母からの返信


マリアへ


すみません

迷惑電話リストに登録したのでつながらないことになっています。

ほとぼりがさめたら登録抹消しますが私も怖くなりました。

みつこさんはいったい何がしたいのでしょうか・・・。



関連ページ(外部に飛びます)

何年も会っていない友達からの電話 : 家族・友人・人間関係 : 発言小町 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

自然な陰影を生むYSLクチュールコントゥーリング

「なんかヌンチャクを隠し持っていそうな人」に見えそうな濃いシェーディングや、キム・カーダシアンのようにがっつりと「はい!ここに影が入ってます!」みたいなコントゥーリングをしたい人には物足りないけど、自然な陰影をつけたい人におすすめなのがYSLのクチュールコントゥーリングというパウダー。

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色はゴールデンとロージィの2タイプあって、私は#2のロージィをすすめられました。そしてつけ方を教えてもらってその後も日常的に使っていますが、こんな小細工は安室奈美恵さんのような超小顔の持ち主の隣に立たされたらもはや無意味で公開処刑。それでも悪あがきしたい人におすすめ。
とにかく左側のシェーディングが肌から浮かず、自然でいいです。右側のハイライトは目の下にさっと乗せるとたるみやしわが目立たなくなります♪またCゾーンにつけるとより立体感が出ます。とにかく自然。

天然のチークを活かして透明感のあるお肌にしてくれるコスメもあわせて買いました。

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頬の紅潮はどんなチークよりも魅力的 - マリア様はお見通し という記事で書いたように、私は頬に赤みが出やすいのですが(でも赤ら顔とは違う)、この赤みを利用して天然のチークみたいに見せたいとBAさんに伝えたところ、すすめられたのがルミエルディバインというフェイスパウダー。

赤みが出やすい部分からこめかみに向かってこのパウダーを乗せる。これは時間が経ってからすごさがわかりました。天然のチークが入っているように見える部分(赤みが出やすい部分)に光が反射して艶々。ほんのり赤く染まった部分がいきいきとして見えます。
同じような効果のある商品がNARS ブラッシュ 4024 - マリア様はお見通し

かな。でもYSLの方が艶っぽい。それからアラフォーの皆さん。目の周りはファンデを薄くして(あるいは塗らない)、代わりに保湿効果の高いコンシーラーでカバーしたうえからこれを乗せてみて。多分5歳若返るから。
こうして名品を世に送り続けるYSLのコントゥアリングを使ってみて感じたことを最後に述べると、女性はデーモン閣下になりたくてコントゥアリングするわけではない、綺麗になりたいだけ。その願いをかなえてくれるアイテムです。

関連記事:よれよれのメイクでボビイブラウンのカウンターに立ち寄ってみて学習したこと - マリア様はお見通し

ディオールが発売した「せつない赤」は一塗りでミステリアスになれる

Dior側としてはばばぁはマーケティング対象にしていないかもしれない。だからこんな風に書かれると迷惑である可能性もある。だけど言います。人生の酸いも甘いも知った年代だからこそ似合うせつない赤があって、それがDiorのルージュディオール リキッドの#625 ミステリアスマットなのです。一塗りすると「なんか影のある女」になれる!(自己評価)ミステリアスとつけるだけある!!!!

顔立ちや肌の色だけではなく、雰囲気にまで似合うリップに出会った

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ミステリアスマットの色は落ち着いた赤。ウェブで検索してレビューを読むとブラウン寄りの落ち着いた赤という声が多く見られますが、実際につけてみるとあまりブラウンは感じません。

本当によい色だなと思いました。季節に例えると晩秋特有の寂しさや美しさが詰まったような落ち着いた赤。攻めていない赤。だからブラウン寄りという声が出るのかな。秋に買ってばんばん使いたかった。ばんばん使いたいとはいえ、デイリー使いには向かない色。
私は1月に購入したんだけど、好評でした。「なんか今日綺麗だね」よりも言われて嬉しかったのが年配の知人女性の言葉。
「あなたの肌や髪の色だけじゃなくて、雰囲気にぴったり。普段は優しくて静かだけど、怒らせたら怖いところ」
内に秘めているマグマの熱さを表現してくれるミステリアスマット、最高です。

これは私も同感です。確かに飲食してはげてくると青みが出てくる(飲んでいても落ちない。さすがティント。でも油分の多いものを食べるとあっさりととれる)。だから私もメイク直しの時は、あえてミステリアスマットを塗り直さず、色が落ちてしまった上からブラウンのグロスを重ねるようにしています。そうするとまた別のミステリアスさが楽しめておすすめ。

どんなに似合う色でも買いだめはしない主義ですが、これはもう一本来秋用に買っておくべきか迷っています。来秋になったらまたもっと素敵な色が出てくるのでしょう。だけどこのミステリアスさはなかなか生まれないと思うと、もう一本買っておこうかなぁと思ってしまいます。

関連記事:「やっと巡りあえた!」という色の製造中止を恐れて買いだめするのは無駄だと思う理由 - マリア様はお見通し

記憶に残るプログラム

ロシア人のザキトワ選手に関する、アメリカ人フィギュアスケーターのアシュリー・ワグナーさんのツイートが論議を呼んでいます。

「競技としてのアプローチには敬意を払うけど、私はこの設定は無理。もはやプログラムではない。ザキトワ選手は前半に時間つぶしをして、後半ジャンプしただけ。演技ではない。採点システムにおいては問題ないことはわかっているけれど、フィギュアスケートはそういうものじゃない」

私は彼女のツイートに賛成です。確かに採点システムを考えたらザキトワ選手や他の選手がやっていることは理にかなっています。だけどこの採点システムでは、競技としては発展しているのだろうけれど、芸術面では衰退しているように見えてしまう。でも競技者である限り誰だって勝ちたい・・・・。
この現状を憂いながら私が思い出した「計算されつつも美しさが損なわれなかったプログラム」が二つあります。

キム・ヨナさんの2009/2010のFS ピアノ協奏曲ヘ長調

バンクーバー五輪でのヨナさんのFSは圧巻の美しさでした。彼女も採点システムを利用し、得点源になるジャンプはプログラム後半に残したり、さらにジャンプの入り方や飛び方の難易度ををあげそこでも加点を狙ってきました。

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オーサーコーチかあるいは彼女の振り付けを担当していたデイヴィッド・ウィルソン氏だったかは忘れましたが、あのFSについては「ありとあらゆる細部において加点が積み上げられるように計算してある」と言っていましたが、その計算は誰の目にも明らかなのに、「こうやって得点積み重ねてます」的なせこさがまったく感じられなかった。プログラムとしてのまとまりが素晴らしくて、美しかった。せこさを感じさせなかったのが、キム・ヨナ選手の力だったのでしょう。
しかも彼女はジャンプも助走の速さを利用して跳ぶから力まない。だから「あ、跳ぶぞ、跳ぶぞ」と観ている側に構えさせない。ジャンプ=あくまでも振り付けの一部みたいにすっとプログラムに溶け込ませる跳び方ができた。後半のあのコケティッシュな入り方からのサルコウなんて、屁の河童っす♪みたいな感じで跳んでいたけど、あれをあの舞台で軽々とやれるスケーターはそういませんよ。あの瞬間、跳んだというより舞ったよね。
キム・ヨナさんのを越えるTESを叩きだすプログラムを見ても、心に残るものや心が揺さぶられるような感じがまったくない理由がわかったということ。記録にも記憶にも残るプログラムを作ることは難しい。

2.浅田真央さんの2005/2006のFS くるみ割り人形

二つ目は、浅田真央さんの2005/2006のFS「くるみ割り人形」は、新しい採点システムをかなり積極的に利用したとても戦略的でなものありながら、プログラムとしても楽しかったです。

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「点数が1.1倍になる後半に連続ジャンプが控えているので、体力温存してまーす」という感じがこれっぽっちもなかった。あれを振り付けたロリ・ニコル、そしてそれを滑り切って完成品として見せてくれた浅田さんはすごかった。
当時浅田選手が新しい採点システムを追い風にめきめきと頭角を現してきていることについてコメントを求められたスルツカヤ選手が「まだただの子供でしょ」と一蹴したのは今でも記憶に新しいのですが、その子供っぽかった浅田選手が楽しそうに滑るくるみ割り人形は、情感たっぷりに滑るスルツカヤ選手に比べれば、確かに子供っぽかったでしょう。それは年齢を考えれば当然です。ジュニアから上がってきたばかりでしたし。
だけど背伸びせずに演じていたあのくるみ割り人形は、とても可愛らしかった。マスコミのあおりも大きく関係していますが、本当にセンセーショナルでしたよ。
ジュニアからシニアに上がろうとしている選手達が背伸びしようとする場合、タンゴが人気ですが、ジュニア選手が滑るタンゴを見る度に、浅田選手の愛らしい「くるみ割り人形」が懐かしくなるのです。

ワグナーがザギトワの演技批判「フィギュアの全てではない」 - 平昌冬季五輪2018 - SANSPO.COM(サンスポ)

 


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 「何も与えない」ということが育てるもの

Ziplocの中の極小家庭菜園で豆苗を育ててからもうすぐ10日になろうとしていますが、栽培を通じて気がついたことがあります。

なかなか成長しないなぁ・・・保管する場所は日当たりのよい室内とあるけど、バルコニーに出しちゃおうかな、いっそのこと栄養剤を入れてみようか・・・などとやや苛立ちました。だけどやはり素人が下手に手を出すくらいなら、一日一回水替えをするという、商品パッケージの裏側に書かれていた指示=最低限のことだけをやって気長に待とう、と決めたら今はここまで伸びました。

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植物や野菜を育てるのって、人間関係と似ていませんか?
思うように成長しない状況を焦った自分が「これが足りないんじゃないか」と勝手に判断して与えたもの(水・日光・肥料など)が、実はその野菜や植物には逆効果ということもある。あるいは与えたものはよいものなのに、タイミングが違う、など。
焦らずに様子を見ることって大事ですね。家族同士、友人同士、そして恋人同士。
放置が最善策の時もある。見守るって大切ですね。


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