プライベートの供給過多は恋の芽を摘み取る



離れるほど心強く愛し合うものだと 文学じゃ説くけど
電話さえもの足りない 弱い俺じゃないが

(まだ四人だった頃のDa Pumpが歌っていた "Without You" より)

Without you

Without you

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  • J-Pop
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SNSがまだまだ勢いがある今だからこそ、不在をうまく利用できた人間、向き合えた人間が恋を育てることができるのだと思います。

http://www.flickr.com/photos/67611651@N03/12036494616

photo by Robert Körner

今は誰もがSNSを通じてプライベートを供給する時代です。供給過多になれば当然需要は下がります。それがどんな美女であっても。ブスなら推して知るべしで、過多と感じられるラインが美女よりはうんと低いことは知っておいて損はありません。
あの人今どうしているのかな、と思う瞬間。そういう瞬間が人々の日常生活からあまりにも減ってしまったような気がします。積もる話という日本語が消える日も近いかもしれません。

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