芸能人にまともな感覚を求めてはいけない


薄っぺらい|醜女ヲ磨ク
 を読んで、私も同じことを感じました。やっぱり芸能界で食べていこうと思っている人、しがみつくと決めた人は、もはやまともな感覚を持っていないから(もともと持っていないから芸能界で生きていられるのか、芸能界に入って失ったのかはわからない)、一般社会に降りてこられないんじゃないかな。
例えばこのツイートを見てください。


この方は名前も顔も知らないんだけど、芸能人だそうです。
で、はあちゅうさんの本の紹介と見せて、結局自分のセルフィーでしめてるよ(笑)と半笑い気味の皮肉ツイートをしたら、皮肉がわかってもらえず、お気に入りに登録されてしまいました(爆)。芸能人ってやっぱりずれてるなぁと思った瞬間です。のぼりつめた芸能人は別でしょうけれど、特に売れていない芸能人だと、自己顕示欲と承認欲求ばかりが強い人が多いのかな。

人気商売・水商売の芸能界。忘れられることが一番怖い。だからお世話になった方が亡くなられてインタビューを求められても、それすら宣伝やアピールに使わざるを得ないのでしょう。もうそりゃここぞとばかりに喋り、「私/僕はこんなに故人と親しかったんだよ」とアピールし、且つ人々の記憶に留まろうとする。仕事がなくて困窮してしまったら、暴露本だって出す。

http://www.flickr.com/photos/16638697@N00/431902450

photo by eschipul


以前マツコさんが「魂を売って働いている芸能人だっている」って言ってたんですよ。要するにもう自分なんてどう思われても構わないから、本当は言いたくもないことを、心にもないことを喋ったり、芸能人という商品として求められている自分を演じきると心に決めた人達。
そういう人達にとって、こんな風にお葬式で本当に大切だった人についてぺらぺら語るのも仕事というわりきりはあっても、苦痛だと思うんですよ。カメラの前で、しっかり計算しながら喋らなくてはいけないことが苦痛。ちゃんと魂を持っている人達だから。
だけどそもそも売る魂すらない人やどんな「もの」でも「人」でも利用できるものは利用して何が悪いの?という人には、芸能界はぴったりの場所でしょうね。むしろそこしか生きていく場所がないはずです。

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