どうも怪しい著名人はショーンKさんだけじゃない。なんだか胡散臭い人が発するものの正体

私が昔書いていたブログを読まれていた方は、私がショーンK氏をイケメン、イケメンと騒いでいたのを覚えていらっしゃるかと思います。その彼の学歴・経歴詐称が現在話題になっています。

今から10年くらい前に本名も出身地もバレていた。なのになぜ騒がれなかったのか

そもそもなぜショーンK氏を知ったのか、そのきっかけすら覚えていないのですが、彼のファンになったのは10年以上前です。ですからどんなことをしている人なのだろうと検索してみたわけですよ。
すると一般人が彼について「イベントで見かけたけどかっこよかった!」と記事を書いていたのです。その記事に、ショーンさんの本名と出身地、そして最終学歴が書かれたコメントが投稿されたのです。匿名のコメントですから、信憑性は2chレベルだと思いたかったけど、不思議な説得力があったんですよね。
だけど今回のような騒動には至りませんでした。なぜならショーンさんは当時まだTVでの露出がまったくといっていいほどなかったからです。「ああ、あの『インテル入ってる』の声の人?声がセクシーで顔もいい上、英語が流暢なDJくらいだよね」くらいにしか認知されていませんでしたからね。

本業が見えてこない

ファンになった私は当然彼のウェブサイトを見ましたよ。現在のものとは違うウェブサイトでしたが、本業は世界数都市を股にかける経営コンサルタントとのことでした。だとしたら当然多忙なわけですが、なぜ毎週土曜日生放送ラジオ出演のために確実に東京にいることができるのだろうと不思議に思いました。今思えば箔をつけるためにこの実態のない表向きだけの本業が必要だったのかなとも考えられます。
また経営コンサルタントといえば、クライアントは社長達ですから男性が当然多いわけですよね。特に中年男性。なのにショーンさんの外見だと、同性ウケはよくない。マーケティング対象からの好感度をまったく意識していない、きれい目ホストみたいな風貌を見ていて、もうあまりコンサルタント業には力を入れていないのかなとすら思いました。

川上伸一郎とショーンKの落差の大きさは、コンプレックスの大きさ?

父親をアイルランド系アメリカ人としたり(ちなみに私がファンになり始めた頃は、母親は台湾人と日本人のハーフということになっていた)、学歴、経歴も実際のそれとは大きく違ったわけですが、ここまで実像と虚像が剥離していると、ショーンさんのコンプレックスの大きさの表れなのかと思いました。あるいは上昇志向が強いとか。虚像とされているショーンKの方がむしろ彼にとっては本当の自分なのかもしれませんよ。
ダークスーツでびしっと決めてTVに出る。華やかな都会で贅沢な暮らしをする。ずっとそういう風に生きたくてやっと手に入れた人生。川上伸一郎はもう彼の中で存在しないのかもしれません。
人生を一本の線に例えると、黒歴史は汚点のようにとして表せます。だけどショーンさんの場合、川上伸一郎として生きてきた間はずっと黒歴史なのではないでしょうか。だからある程度長さのあるになっちゃう。川上伸一郎をやめたくてやめたくて、やっと作り上げたのがショーンK。この名前はビジネスネームとのことですが、ショーンKとして生きて行きたかったんじゃないかなぁ。
だからこそ、もし復帰されたら川上伸一郎時代のお話を聞いてみたいと私は思います。自分の人生の恥部だと思っている部分をさらけ出すのは本当に勇気がいるし、今まで作り上げてきた「格好いいショーンK」ではなくなってしまうことに、葛藤もあるでしょう。だけど黒歴史の部分こそ人を面白くすると思うんですよね。

ショーンさんの成り上がり方を今振り返ってみると、この「自分力」も妙に説得力がありますね。この本が出版された頃、まだTVでの露出はありませんでした。イケメンDJどまり。巻末あたりに奥様とお子さんへのメッセージが書かれていたのが印象的でした。

DJとしての功績

ラジオから聞こえてくるあの落ち着きのある声も魅力的でしたが、毎週経営者をゲストに迎えて放送されたショーンさんのインタビューも面白かったです。それが一冊の本にまとめられたのが「成功前夜」です。

ショーンさんが親しくしていた経沢香保子さん、そして当時タリーズコーヒージャパンの社長だった松田公太さんのインタビューも確か本書にまとめられていたと思います。そしてあの折口雅博社長も・・・・・。髪型に突っ込みは入らず、グッドウィルの会長としての実績を評価されていた頃です。
この本を読んだ数年後に、ショーンさんが松田さんやつんくさんをはじめとする1968年生まれの著名男性人で集まって楽しむ交流会(もちろん美女達による接待がもれなくついてきたんだろうな・・・)に参加した時の様子を嬉しそうにウェブサイト上で書かれていたのは記憶に新しいのですが、そういう華やかな世界にずっと強く憧れる青年時代を過ごしたのではないでしょうか。

お次は「バングラデシュじゃ駄目だったからインドにしてみた」この人

私が怪しいと思っているこの著名人は、サチン・チョードリーという人でインド人という設定になっています。ショーンさんと比べると知名度はかなり低い方なのでご存知の方は少ないでしょう。この方が情報商材を売り出した頃、まだバングラデシュ人という設定だったんですよ。
当時私はFC2でブログを書いていて、管理画面にランダムに表示される広告の一つにこの方の情報商材の広告がしょっちゅう表示されていたのです。そしてその広告ではバングラデシュ人ということになっていました。
そして彼は私の胡散臭いものレーダーに引っかかりました。

そして彼はある時突然インド人ということになっていました。ユダヤ人大富豪とかインド人ビリオネアとか、そういうものに弱い日本人向けの戦略だとしたら大当たりですよね。
与沢翼さんと対談している動画が存在するだけでもう既に怪しいのですが、自分の情報商材を積極的に宣伝・販売しているのを見ると一流のビジネスマンではないのだろうなと思うのです。
情報商材なんて原価ゼロですよね。価格は自分でいくらでもふっかけられるのです。そして情報商材は、たいていオブラートに包んでいえば情弱、はっきり言えばバカな人や、あるいは金持ち本や自己啓発本を読んで金持ちになった気分になって喜んでいるような人にはよく売れるものです。そういう人達を相手に商売をしている時点で怪しいのです。しかも「富」や「成功」というとてもあいまいな、無形の商品を売っているのです。夢を見させることが本業みたいなものですよ。
あれだけ日本語がお上手な方ですから、頭のよい方なのでしょう。でもど~~しても胡散臭さが消えないのは:

  1. カンブリア宮殿出演をいまだにプロフィールでアピールしている(出演したのはもう何年も前)→知名度のあるTV番組出演有という実績に頼らないと、胡散臭さが消えない証拠
  2. 彼の名前をアルファベット表記でググってみると、ヒットする画像は全て日本で活動している姿(=自称ビリオネア)ばかりで、インドで活躍している彼の画像がない。関連するキーワードには「サチン・チョードリー 怪しい」が表示される。
  3. 彼のカウンセリングを受けたという人のブログを読んだけど、その人がもう危なすぎて(脳内お花畑)、やっぱりこういう人を食い物にしている人なのか、と思った
  4. wikipediaが存在しない

からです(ただし上記はすべて記事が投稿された当時の情報です)。
そしてショーンさんと、この元バングラデシュ現インド人ビリオネアの彼の共通点ですが、仕掛け人がいると思うのです。自分達だけでここまでやれないでしょう。

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