一人暮らしをしていて怖かったこと、それに対してとった対策を挙げてみます(1)

「やっと捕まえたよ」元交際相手の男性 劇団員殺害(テレビ朝日系(ANN)) - Yahoo!ニュース

去年8月、東京・中野区で劇団員の女性が殺害された事件で、警視庁は当時、現場の近くに住んでいた37歳の男を殺人の疑いで逮捕しました。容疑者の逮捕を受けて、加賀谷理沙さん(25)の元交際相手の男性が取材に応じました。


このようなニュースを聞くと、遠く離れているところで一人暮らしをする可愛い娘さんをお持ちの親御さんは、娘さんの隣人やら周辺環境のことまで心配になると思います。
残念ながら本人がどんなに気をつけていても、事件に巻き込まれてしまうことはありますし、どんなに日頃の行いがよかろうと素晴らしい人となりだろうと、避けることの出きない災いはあります。
だけど避けることができることもたくさんありますので、
怖がらせるようでなんなのですが、私が一人暮らしをしていて怖かったこと、そして自分がとった対策を上げてみたいと思います。

1.玄関だけではなく、雨戸もしっかりロック!

安アパート、しかも1階に住んでいた頃の話なのですが、ベッドに入ってもなかなか寝つけなかったある夜のこと。ふと人の気配を感じました。霊ではなく、生きている人間の気配です。だけど室内には自分一人だし、玄関のドアがこじ開けられるような音も聞こえませんでした。
そして起き上がって窓の方を見ると、雨戸が少しだけ空いていてそこから男性が覗いていたのです。その男性は私と目が合った瞬間に立ち去りましたが、さすがに私は震え上がりました。
窓は施錠されていますから、侵入こそされませんでしたが、その時になってようやく雨戸をロックするのを忘れていたことに気がついたのです。この夜以降、この安アパートに暮らした3年間で雨戸をロックするのを忘れたことはありません。

2.賃料は若干安いだろうけど、それでも1階はやめておくべき

若い女性が1階で一人暮らしをする場合、洗濯物は外に干すべきではないとよく言われていますが、それでもどうしても天日で干したかった私は干しましたよ。
その結果盗まれたのは下着だけではなく、衣服も含まれていました。だけどなぜか盗まれるのはボトムス(パンツ)ばかりで、上半身に身につけるシャツやキャミソールなどは盗まれないのです。気持ち悪い・・・・。
数回盗まれた後に、自分が不在の時に洗濯物を干すのはやめました。どうしても干したいものは週末にまとめて洗い、自分が在宅の間だけ外に干すようにしました。気温の高い夏季ならそれで乾ききりますが、秋冬は気温が下がりますから、乾ききらない分は乾燥機を使いました。
このように制限のある生活をしてみて、お日様のもとで洗濯物を干したい民族・日本人として、女性は2階以上のフロアに住むべきだと思いました。1階は多少賃料が安くても、この物騒な世の中ではその差額をちびちび貯めるよりも「セキュリティ」の方が大切です。

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3.居留守が使えないアパート(涙)

居留守が使えないアパート=室内にいることが一目瞭然のアパート。どんな物件か想像できますか?
1,2と同じ安アパートのことなのですが、玄関ドアの上部中央が装飾的なデザインとして、分厚いすりガラスになっているためそこから室内の光が漏れてしまうのです。

http://www.flickr.com/photos/74105777@N00/5492670462

photo by adactio

まったく余計な装飾を施しやがって!と思いましたが、このデザインのせいで訪問販売だかなんだか知らないけど、怪しい人に最長20分粘られたことがありました。もちろん安アパートですから、インターホンもありませんので室内からモニターで誰が立っているのかも確認できませんでした。
そして友人にこのことを話すと「内側から張り紙をして目隠しすればいいのに」と指摘され、ああそうか!と思い、早速内側から目隠しをしました。ああ、これこそ居留守が使える喜びなのね!!!!!!

http://www.flickr.com/photos/73277476@N00/2784270709

photo by grapefruitmoon

シンプルに黒画用紙でもいいけど、こういうのを内側から貼って目隠しにするのもいいと思います。なんか災いを遠ざけてくれそう。

 

4.宅急便の配達、新聞の勧誘

宅急便は

  • 実家からの荷物
  • 通販で買ったもの

といったように、配達されることが自分で事前にわかっている場合がほとんどです。ですから宅急便の配達や来客の予定がなければ、呼び鈴を鳴らされてもドアをノックされても居留守を使いました。

新聞の勧誘でトリッキーだなぁ・・・と思ったのは、廃品回収を装ってくるやつら
帰宅するとドアの前に男性が立っていたので、「何か御用ですか?」と聞くと廃品回収に来ました、というのです。
ですから「廃品は特にありません」というと「新聞などはありませんか?」とつっこんでくるんですよ。
「新聞は購読していません」と言ったら勧誘が始まったのです。そう、実は廃品回収ではなく新聞配達員で、私は彼の誘導尋問にまんまと引っかかったというわけです。そしてとにかくこちらが根負けするまでぜっっったい粘るのです。
私も私で、その人がいる間はドアを開けたくないので、ドアの前で押し問答になるじゃないですか。だけど私はもう家に入って一休みしたい・・・。
「3ヶ月だけでいいんです!お願いします!」
他をあたっていただけますか?と言って来た道を戻ることにしました。だってこれじゃ家に入れませんもの。それでもついてくるのです。ドトールに入ってレジで注文し始めたらさすがにいなくなりました。
新聞の勧誘と言えば、福島県郡山市強姦事件なんて、今でも思い出すとぞっとします。鬼畜の所業とかそういうもので表現しきれるものではありません。

読むに堪えない描写が多くあります。リンク先を読まれる方はそれをご承知の上読まれることをおすすめします>>福島県郡山市強姦事件|社会ニュース(再)

 

5.駅から自宅までの帰り道、誰かにつけられていない?

私がつけられたことがあるのは

  • 羽毛布団業者
  • 見知らぬ変質者
  • 知っている変質者(近所の住人)

でした。
羽毛布団業者の場合は、自宅が目と鼻の先のあたりで後ろから女性に呼び止められました。その女性は関西弁を話していましたが、あの関西弁独特の響きで漫才でもしているかのように喋り倒してアパートまでついてこようとするのです。「羽毛布団、暖かいでぇ~」といった感じで・・・・。
どこに住んでいるのか知られたくなかったため「これじゃ家に帰れないじゃないので、駅に戻ります。時間を潰したいからあなたがいなくなるまでコーヒーでも飲んで待つことにしたいのですが、手持ちが300円くらいしかないので、お金貸していただけます?」と言ったら呆れたような顔をして、近くに停まっていたバンに乗り込んでしまいました。そのバンは次の獲物を見つけるために走り去りました。

見知らぬ変質者の場合ですが、これは時間帯に関係なかったので気持ち悪かったです。私が住んでいたのは学生や若い社会人が多いエリアだったので、夜11時くらいまではわりと人通りが多かったのですが、昼間であれ夜であれ、明らかに「こいつは危ない」と思う人っているじゃないですか。
そういう人が自分の後ろを歩いていたら、もちろん追い越させるわけですが、追い越させたと思ったらまた5分後くらいに自分の後ろを歩いている・・・なんてことがあったのです。どこかに隠れて待ち伏せていたってことですよね。これは怖かったのでさすがに引き返してタクシーに乗りました。タクシー代はケチるな。

知っている変質者(近所の住人)の場合、これは見知らぬ変質者よりもたちが悪いです。しょっちゅう顔を合わせるとわかっていて気持ち悪いことをしてくるのですから、頭がおかしいとしか思えません。
私の場合は、帰り道にある酒屋の店主でした。最初はいやにじろじろ見る人だなぁとしか思いませんでしたが、車に乗って私の後をゆっくりとついてくるようになった時はさすがに気持ちが悪くなりました。
そこである日その酒屋に立ち寄って、その変態と奥さんの両者が店頭にいることを確認すると、奥さんにこういいました。
「ここらへんに変な人がいるんですよ。車でのろのろとあとをつけてくるような人で・・・・」
もちろん変質者(店主)も少し離れたところからその話を聞いていましたし、何も知らない奥さんは「まあ、気をつけてくださいね」と世間話に応じるだけ。だけどその後もこの変質者は車でのろのろとついてくることをやめませんでしたし、私がどこに住んでいるのかも知っていました。
そこである日、のろのろ走るそいつの車を追い越させてみることにしたのです。そしてやつは、私を追い越した後ほどなくしてすぐに路肩に停車しました。私はおそらくやつがバックミラーで私のことを見ているだろうと察し、携帯電話を取り出して、やつの車を撮影しました。
「おまえの車の車種やナンバープレートを撮影したからね。『私に何かあったらこいつを疑ってくれ』と言って彼氏や友達に送りつけてやる」という私のメッセージを、この変質者は理解できたようで、それ以降車でつけられることはなくなりました。
ただしこういう風に挑発すると、逆効果の場合もありますのでおすすめはできません。

6.アパートよりもマンションがいいの?

江東マンション神隠し殺人事件 - Wikipediaのような事件もありますから、マンションだから大丈夫ということも言えませんが、セキュリティを考えるとマンションの方がいいです。悪徳訪問販売業者なんかは確実に門前払いができるわけですからね。だけど私はマンションで薄気味悪い経験をしたことがあります。それはシリーズ2で書きたいと思います。

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