絶世の美女達の共通点

かつて武田久美子さんが「女は美しく生まれた場合とそうでない場合では、生涯(得られる贈り物や収入などで)三億円の差がつく」とおっしゃいました。二億円だったかな?そこらへんは不確かですが、先日このニュースを見て、その言葉を思い出して納得してしまいました。

いくら貢いでも拝んでみたくなる美女

合計で9億円分の宝石。ミランダ・カー自身も億単位の年収がありますから、もう三億円どころの話ではありません。ちなみに貢いでいたのはこちらの男性です。

ロウ氏はおそらく一度もお相手をしてもらえなくても後悔しないと思うんですよ。ロウ氏とミランダちゃん・・・・ああ、画として無理。でもむしろ9億円分の宝石を貢ぐことを数回にわざわざわけてまで、会う機会を増やしたかったのではないかと思うのです。ディナーくらいはともにできたでしょう。
「見ているだけで幸せ」
その幸せを9億円出して買ったみたいなものです。美女は自分の価値をよく知っていますから、ミランダちゃんも「私がありがとうといって微笑んで見つめれば5億円くらいの価値があるから、残りの4億はハグでもすればいいかしら」などとせこいことは考えないでしょう。「私を見つめることができたのだから、もう十分でしょ」
そんなことを思っても許されるのが、絶世の美女。
掃いて捨てるほどモテるけど、肉汁たっぷりのふっくら肉まんみたいな男にも求められてしまうのが、絶世の美女。下村一喜氏の「美女の正体」から引用すると「容姿だけでご飯を食べていける」のがミランダなのです。

破滅する美女

不幸な美女を演じさせたらこの人の右に出る女優はいないのではないかと思うのが、イタリアの真珠ことモニカ・ベルッチの若い頃。

★ネタバレあり

「ダニエラという女」という映画では、その美しさゆえに金と権力のある裏社会の男に囲われ、自分を診察してくれた医者がその美しさに興奮してそのまま発作を起こして死んでしまうという美女を演じています。
美女なんていくらでも手に入るであろう男が、ダニエラにはひどく執着します。なぜならダニエラは「あのレベルはなかなかいないよな」という迫力の美しさに加え、憂いがある。陰がある。そして猫みたいに気まま。「比較論の外にいる」「誰にも似ていない」(「美女の正体」より引用)それがダニエラです。


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この映画では破滅しませんでしたが、以下の映画では美しいがゆえに破滅してしまいました。

ミステリアスな美女・リザの役を演じています。「美の代償を払う必要がある」「悲劇的な人生を歩む可能性がある」(「美女の正体」より引用)それがリザです。

アリス役を演じたロマーヌ・ボーランジェに比べると出演シーンは圧倒的に少ないのですが、それでもインパクトはモニカの方が圧倒的に大きいと私は思いました。
アマゾンのレビューを読むと「絶世の美女二人」と書かれていますが、私はロマーヌがモニカの引き立て役にしか見えませんでした。もうこれは好みの問題なんだけど、モニカは別格。

同性にとことん嫌われる美女

戦争に行った夫の帰りを待つ美しい妻の役をモニカが演じています。

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生きていくために体を売ると決めたマレーナが、広場に現れて男性達の視線をさらいます。そして煙草をくわえた瞬間、男性達が我こそが!とばかりに火を差し出すシーンは有名ですね。まさに女の盛りとでもいいたくなる、肉感的で瑞々しい美女ぶりが強調されている理由は、マレーナに憧れる少年の視点でストーリーが描かれているからでしょう。そしてモニカが演じているから。

Amazonビデオ マレーナ(字幕版)

まとめ 絶世の美女は別格

美女の正体」の美女のグラデーションという章に書かれていたのですが、女性は外見だけで判断する場合、以下に分けられます。

上から

0.絶世の美女(異形)

1.いわゆる美人

2.中の上

3.中の下

4.下

5.別もの(異形)

0は女として別格です。美しいというだけで愛される。普通の女性が何年、いえ、一生働いても手に入れられないようなものすらぽんとを与えられる。妬まれる。
5はわかりやすい美女ではなく、規格外だけど魅力はある(マドンナやレディー・ガガ)。
この二つにはなろうと思ってもなれないし、1と2の間にも越えられない壁があります。だけど2と3の間は行ったり来たりできます。現に芸能人の多くは2.に属する女性も大勢います。指原莉乃さんなんてまさに2.あたりではないでしょうか。

 中の上くらいが一番幸せに生きられそうな気がします。破滅の心配不要だから。

私が見たことがある絶世の美女二人に関してはまた次の記事で書きたいと思います。