四年前、こんな記事を書いていたんですけど、その時も西瓜を食べて夏に別れを告げました。そして2019年の夏も西瓜で〆ました。
(実家にて)
お隣さんからいただいた黄色い西瓜。私がこうして食べている間、一緒に帰省した夫は私の読書スポットを占領して「ここで読むために先月買って楽しみに待っていた」という一冊を楽しんでいます。
幼い頃、夜ここにいるとなんだかぞわっとしてなかなか寝付けなかった寝間には、とても心地よい北風が入ってきてもう日本海側は秋が近づいてきたのだなと感じました。
昼間はまだ蝉の鳴き声が聞こえるのに、横須賀で聞こえるそれに比べると弱弱しく、むしろ夜になると聞こえてくる鈴虫の鳴き声の方が大きく響いているくらい。
私の曽祖父母(ともに明治生まれ)もこの部屋で寝ていました。私達兄弟が幼かった頃、弟がいなくなったと思うと必ずこの部屋に隠れていました。そしてなぜか隅に寄って、一人でキン消し(昭和50年代生まれの方はわかってくれるでしょう)で遊んでいました。キン消し同士を対戦させるわけですから、ぶつぶつ言いながら一人二役をこなしていたのですよ。そして時代が令和となった現在、私の姪と甥が遊びに来るとここで寝たり、折り紙や塗り絵を楽しんでいます。そう考えるとこの部屋は私達を5代に渡って見守ってきたということになりますから、なんだか感慨深いものです。