笑えるスピリチュアルは本当に笑えた - マリア様はお見通しという記事に登場したスピリチュアルな友人S子のフェイスブックの投稿を見ていて、ぞわっと来ました。
結局お金なの?
S子があるスピリチュアルなイベントの幹事をすることになりました。初めて募集をかけた時は人がまったく集まらず、開催は延期になったのです。そして今回は少し集まったところで開催を決定しました。
芯から温まるボディセラピーを受けながら、スピリチュアルなDVDを皆で鑑賞するというこのイベント。予想通りスピリチュアル好きに多いハッピーやらきらきらやら、挙句の果てにはシンデレラといったキーワードまで出てきました。
そしてイベントの案内には「DVDだけではなく〇〇も販売してまーす」と書かれていたのです。
〇〇はセラピーを受ける際に身に着けるもの。
ああ、結局金なのか、と思いました。その〇〇の原価はわかりませんが、スピリチュアルなイベントで着用するものならば、価格は教祖様が自分で決められますよね。だって教祖様の存在そのものが付加価値なんですから。信者が教祖様に心酔していれば、思いっきりふっかけることができるのです。
なんかその変な〇〇を着て体のケアをしながら、スピリチュアルなDVDを見て心のケアをする・・・・。
ああ・・・・恐ろしい。恐ろしい。カルトより怖い。
お金は後からついてくると思いたい
そんなこと言っているから貧乏なのよっていわれそうですけど、やっぱりお金は後からついてくると思いたいのです。
幸せになる方法とか、なりたい自分になるとか、そういうものを他人に教授する自称プロって胡散臭いじゃないですか。恋愛カウンセラーと同様に国家資格や免許がいらないから。
私はそういうものを広めよう、伝えようという人って、それなりに説得力のある人であるべきだと思います。モチベーショナル・スピーカーと一緒。
「あの人の話が聴きたい」と切望されて壇上に上がる人には多くの観衆がつきますが、どこの馬の骨ともわからぬ人間がやってきて「いいお話をしますよ!」とどんなに頑張って宣伝・説得しようとしても、人は集まってこない。
「どこがよいのかよくわからない」「なんでおまえが・・・」っていうような人が最初から自分で「お金ください」っていうんじゃなくて、周囲から慕われていて、控えめなのにすごい存在感の人が他薦で教祖様に決定して、そこで生業とするならわかるんですよ。輝きが違うんです。
前者(自薦で教祖様になったタイプ)は趣味の悪いクリスマス・ライティングで、後者(他薦でファンが多いタイプ)は、どんなに陰に引っ込んでいても、優しい光が漏れてしまい、周囲が放っておかないタイプ。
でも後者はね、きっと幸せとか前向きとか、そういう抽象的なものを商品にしてお金を稼がないんだろうなと思います。
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