マリア様はお見通し

普段は何も見えていないふりをしながら、善人面して静かに暮らしています

このおせんべいを過小評価していたことに気がついた

大人になって「こんなに美味しいものだったのか」と感動しているのが、三幸製菓の雪の宿です。

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ぱりっとしょっぱいおせんべいにはミルク砂糖のようなものがかけられていて、ここ2,3年流行っている「何もそこまでやらなくても・・・」と思うような甘じょっぱいお菓子はありますが、実は昭和にも既に存在していたのだなぁと思いました。

ストックしても湿気てしまうほど不人気だった雪の宿

私は雪国の農村で生まれ育ちました。幼い頃、日々祖父宛の来客がありました。田舎は娯楽がありませんから(その分冠婚葬祭は力を入れます。ご馳走を飲み食いできるのがそのくらいしかなかったという昔のまま、時間が止まっているかのように)、近所の人同士、互いの家を行き来しゴシップに花を咲かせるのです。農村版ゴシップは、昼間でもお酒を提供します。狭く閉鎖的な集落内の近所同士ですから、歩いて互いを訪問できるからです。
客がお酒を飲まない人である場合、お茶を飲みながら楽しむため、我が家は常におせんべいやおかき、和菓子が豊富にありました。
それらを私達兄弟はちょこちょこつまみ食いしていたため、祖母は隠すようになったのですが、まったく無意味でした。隠れていない。幼児でも簡単に思いつくようなところ(食器棚の下等)にばかり隠すため、食べ過ぎて買い出し係の母に怒られました。だけど私達のようなねずみにかじられず、隠し場所にいつまでも残り、しまいには湿気てしまう不人気なお菓子がありました。それが雪の宿だったのです。

昭和の甘じょっぱいお菓子のエース

私達兄弟のようなねずみにとって、最も嬉しかった甘じょっぱいおせんべい。それは岩塚製菓のこれまたロングセラーの味しらべです。


形も特徴があるからなんとなく見たことあるなぁという人は多いのではないでしょうか。岩塚製菓はこの商品だけで経営が成り立っているのではないかと思うほど好きでした。今でも好きです。
だけど先日久しぶりに雪の宿を食べたらもう止まらない!やっぱり甘じょっぱいといえば雪の宿だろうとすら思います。味しらべは噛んだ瞬間にお砂糖がじゅわっと舌の上でとけて、おせんべいの塩辛さを引き立てます。
それに対し雪の宿は、塩辛さを引き立てるためのお砂糖というよりは、甘いおせんべいで貫こうとしている気合を感じるのですが、かじるとやっぱりしょっぱくてそこがいい。
雪の宿の公式キャラクター・ホワミルとポムポムプリンのコラボなんていらないから、あの頃のシンプルな、雪国の製菓会社らしい地味なパッケージで再び店頭に並ぶ姿を見たいです。

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三幸製菓 雪の宿サラダ 24枚×12袋


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