プロブロガーという職業-結局「人として面白い人」が勝ち残っていく

 


ブログを書いて家族を養う・・・・想像しただけで胃が痛くなりそうです。だけど実際にそうやっている方がいるんですよ。プロブロガーという職業の方がね。

イケダハヤト氏のブログ「まだ東京で消耗してるの?」 


イケダ氏のブログを読んでいて感じたのですが、プロブロガーとして食べていける人って「人として面白い人」なのです。視点が面白いっていうのかな。
ウケない人にはまったくウケないんでしょうけど、私はツボなんですよね。日常の一コマへの切り口が普通の人と違うから、面白い断面を見せてくれるっていうのでしょうか。

それからクリックの誘導ひとつとっても、センスや感性が違うんですよ。例えばこんな一節。

 

(元祖プロブロガーのコグレマサト氏について)
「読めばわかるとおり、彼のブログは超淡々としています。個人の色はほとんど感じません。ニュースサイトに近い存在なので、記事を読んでいてすげー面白いかと言われると、別に面白くはありません(念のため、disりじゃないですよ)」


 別に面白くはありませんって(笑)ついクリックしてしまいましたよ。有名ブロガー同士で互いを紹介する時に使われる美辞麗句に、訪問者の目は慣れきってしまっています。自分達だけでやってなよーって。
こういう風にdisりすれすれのジョークを使うことを恐れない=「やな奴だな」と思われるかもしれないというリスクなんてどうでもいいやーっていう人が書いた文章を、私は毎日覗きに行ってしまうのです。面白いことを読みたいっていうよりは、イケダ氏が書くことを読みに行くのが目的っていう感覚です。

この方のブログを読むようになってから、魔法がとけてしまいました。どんな魔法かというと、「人気ブログ」という魔法。
イケダ氏のブログの他にも、運営の参考にしようと、ある有名ブログを毎日読んでいたのです。何の疑いもなく「この人が書いていることは面白いことなんだ」と思っていました。

だけどある日気がついてしまったんですよ。

「実はこのブログ、そんなに面白くないんじゃないかな・・・・」

って。
何かのきっかけで有名ブログになって、ある程度名前が売れてアクセスが稼げるようになったら、もうその後は「日々のことでも書いてりゃいいだろ」ってなっちゃったんじゃないかなぁ。
だけどこの「日々の何気ないこと」ほど書き手の文才やユーモアのセンスが試されるのだということを、この「実はそんなに面白くないブログ」とイケダ氏のブログを読み比べていて気がつきました。

例えばこんなことをネタにするとしましょう。

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イケダ氏なら笑える記事を書いてくれそうな気がするのです。
人として面白い人というのは、生活していても目をつけるところが違うんですよね。「え、そこ?」みたいな感じなのです。発想の突飛さなんかも取り入れられるものではありません。

www.ikedahayato.com

 


【2017年12月16日追記】
イケダハヤトさんのブログはまったく面白くなくなってしまいましたよね。残念です>>はあちゅうの有料noteの内容はあんなに薄っぺらくてよいのか - Inside the gate