お食事中の方はご遠慮ください
数年前私はある企業に勤めていました。その名を聞けば誰もがあああそこね、とわかる会社です。そこの企業の体質を知れば知るほど恐ろしく、あほらしくなりました。だけど私はその企業からお給料をもらっている身なので、歯車としてしか生きることのできない自分なりに、貢献はしてきたつもりです。理不尽なことなんてどこに行ってもあるし、皆自分を押し殺して生きているのだ、と言い聞かせてゆらゆらと生きようとしました。
自分の中に溜め込んだストレスが体を蝕み始めた
ところが顔で笑って心で泣いているうちに、徐々に体調に変化が現れました。「この企業で働き続けたら、人間性が歪みそうだ」と常々恐れていましたが、その歪みが体調に現れた感じです。まず月経異常、というか月経過多。
一回の月経が20日間以上続くようになりました。これは恐ろしくなり、この月経が二回続いた後検査を受けたのですが、まったく異常なし。
ホルモン剤を飲んで月経を数ヶ月とめて、子宮を休ませてあげることもできる、と医師からすすめられましたが、副作用が気になることと、結局その薬を飲むことをやめたらまた元に戻ると思うと、根本的な解決にならない気がして、服用はしませんでした。
そして次は咳が止まらなくなりました。私も夫も眠れない。呼吸器科に行ったら咳喘息といわれました。ストレスが原因で発病することが多いと言われましたが、ステロイド吸引を始めたらだいぶ楽になりました。
退職したら体調が改善された。ストレスの大きさ、原因を身をもって知る
そしてこの企業を退職した後、不思議なことに(というかやはりというべきか)月経過多がぴたっとおさまり、咳喘息の症状もまっっったく出なくなったのです。私は約三年間でどれだけの血を失ったことでしょう。
ストレスを侮ってはいけませんね。
Best of Bach
当時朝の通勤時に聞いていたアルバム。自分を奮い立たせるものではなく、なんかこう、朝の誰もいない聖堂で演奏を聞いているような気分になれる一枚です。本当にこれには救われた。新宿や渋谷、品川などの乗降者数の多い駅で朝のラッシュ時にかけたらいいのにな。
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