夢ってやっぱり潜在意識と深く関係しているんだな、と考えさせられた夢


夢占いは血液型による性格判断と同じくらい興味がない私でも、やはり夢というのは自分の心の奥底にあるものを映し出しているものなのだなぁと思う夢を見ました。
自分の心や脳の中に溜まっていたり、こびりついているものだけで作られたショートストーリーを見ているようなものです。

「他人が見た夢の話ほどつまらないものはない」と言いますが、昨夜見た夢について書かせてください。

dream\sleep

そこがどこなのかはっきりとわからないけれど、とにかく居心地の良い部屋に私はいました。そこは私の家ということになっています。
そして友人が一人遊びに来ていました。かつて横須賀基地で一緒に働いていたフィリピン人女性です。
出窓の前に座らせていた熊のぬいぐるみを見て、彼女がこう言いました。

「今あのぬいぐるみ、笑った」
そういわれてぬいぐるみを見ると、ちっとも笑っていないし、いつもとなんの変わりもありませんでした。
「ねえ、見て!口も動いた!」

するとその熊の愛らしく黒目がちなつぶらな瞳は、みるみる薄い色になっていき、瞳孔が目立つ妖しい目になりました。
だけど不思議と怖いと感じなかったのです。そしてその友人と黙ってそのぬいぐるみを見つめていると、それは話し始めました。
平易なボキャブラリーをあえて選んでいるのかわからないけれど、シンプルだけど鋭いひとことや、ユーモアのセンスがあって、温かく、話していて心地が良いのです。熊と喋っている感じじゃなくて、人と喋っている感じ。
私が「こういう人と友達になれたらなぁ」と求める資質をすべて備えていました。そして私は常々こういう人を求めているんだなぁということを、この夢から覚めて改めて実感しました。
私は面白いことが思いつかないのであれば、喋らない方がいいと思っているため、あまりべらべら喋りません。だから静かな人だと誤解を受けることもありますが、この熊のぬいぐるみみたいな人相手には、そりゃあもうノンストップで語り続けます。うざがられるくらいに。
2017年、こういう人に出会えますように。そして自分もその人に同じくらい面白いと思ってもらえる人間になるよう日々精進したいです。

2016年の「マリア様はお見通し」はこの記事でしめたいと思います。
アンチを除く読者の皆様御多幸をお祈りしています。

よいお年をお迎えください!
アベ マリア