原色が似合わない地味顔の私が惚れたモーブ


くすみ系カラーブームが続きそうな2019年の秋ですね。
季節感のある色なので本当は秋まで公開したくなかったけど、待てないので公開します。お気に入りのしっとりとした葡萄色、シュウウエムラ ラック シュプリア WN05秋が深まる頃につけたいリップ 2018(1) - マリア様はお見通しという記事で紹介しています)がそろそろなくなりそうなので、同じ系統の色を探しに行って見つけたのがこれです。最高。

ほろ苦さのあるモーブ

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ジバンシイ アンクルアンテルディ #08 ステレオブラウン

モーブといっても本当に幅広くて、売り切れ店続出の綺麗な色でも、タッチアップしてみると微妙に自分のスキントーンや顔立ちと合わなかったりしますよね。それとは逆に「まるで自分のために作られたのではないか?」というモーブは必ず存在します。
このステレオブラウンは「原色が似合わない地味顔だけど肌はもち肌」の私にしっくりとくるモーブで惚れてしまいました。グレーの入り具合がちょうどよいのかな。

 落ちるんだけど、その落ち方も美しい。
色が落ちていく段階で、そのリップの色の美しさがはがれていく商品が多い中(例:つけたてはマットなブラウンレッドなのに、食事をしてはげてくると青みが出てきてしまう)ステレオブラウンはモーブのまま落ちていきます。だから落ちても自然な薄いモーブの唇のまま。それが秋が終わりに近づく様のようで私は気に入りました。

厚塗り大好きなおばさんにはおすすめできない色

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筆者は地味顔なので、原色のリップが似合いません。先日CHANELでいただいたサンプルのレッドも「こんなに似合わない色がこの世に存在することに驚いた」ほど似合いませんでした。あの赤はブロンドにライトアイの白人女性に似合います。地味顔の私だけではなくモンゴロイドには似合わないということです。ですからそういう色を避けている私にとって、昨今のくすみ系カラーブームは大変ありがたいのですが、このステレオブラウンのくすみ具合の美しさは群を抜いていると思います。

また地味顔ですが肌だけは綺麗な筆者にとって、ステレオブラウンは肌のなめらかな質感を引き立ててくれるうえ、「静かなのになぜか雄弁」という表情を創り出してくれるので、無駄にきゃぴきゃぴしている人や、ぎゃーぎゃーうるさくて手を叩いて笑うタイプの女性には似合わないと思います。それから白塗りおばさんにもおすすめできません。「昭和時代の遺物ですか?」とつっこまずにはいられないヤンキー顔、あるいは場末のホステス風になります。

ステレオブラウンと相性の良いアイテム

1.NARS リップグロスN #5684 アラゴン

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単独で使っても、他の商品の上に足しても美しいアラゴン。ステレオブラウンの上から少し足すと落ち着いたダークチェリーのような色になり、とてもフェミニンです。

2.SUQQU エクストラグロウ リップスティック #15 宵滲

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甘めのブラウン。わりとすぐに落ちてしまうため、あえてステレオブラウンの上に重ねるとあまり塗り直さずに色の変化を楽しむことができます。宵滲がまだしっかり発色している間はしっとりとした暗めのスウィート&ビターな色で、宵滲がとれかけてくるとステレオブラウンでモーヴ色にティントしてある唇がなんともいえない色になり、また違った表情を創り出します。
宵滲は過去に自分に似合う究極のブラウンリップと魅惑的に輝くグロス - マリア様はお見通しという記事で紹介しています。

ステレオブラウンを買うと「アイメイクはこんな風にしたら秋っぽくなって素敵」などと提案されて財布の紐がゆるんでしまうかもしれませんので、強い意志を持ってお試しください。

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