答えがないからこそ、私達は小説を読む

このブログではアマゾン・アソシエイトを取り入れています。

記事中でアマゾンの広告を使って書籍を紹介する→その書籍が売れる→私に広告収入が入る、というわけ。
その注文・売上げレポートを見ていると、売れているのはハウツー本やノンフィクションばかりであることに気づきます。数字は嘘をつかないっていうけれど、需要に関してもそういえますね。レポートを見ていると訪問者にとって何が必要とされているのかが、よくわかります。

ハウツー本はホステスさんに売れています。


お客様とどう会話したら楽しんでもらえるのか→売上げを増やしたい。そんなことを考えながらヒントを探している人達が求めている答えが、そこにはあります。

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そしてノンフィクション。
もしかするとこの人に関する特番でも放送されたのかな?と思ったほど、ある人物に関する記事へのアクセスが集中したことがありました。そして書籍がよく売れた!

「この人について知りたい」と思った人がノンフィクションを買っていく。そしてそこには訪問者達の知りたかったこと=答えが書いてある。

だけどこのブログで紹介している小説は、まっっったく売れません。なぜなのでしょう。

小説には答えがない

ずっとストーリーに惹きつけられることもないまま「名作だから」という理由で読み続けたり

高かったから。名作と言われているから・・・・ただそれだけ - マリア様はお見通し


「最後に何かすごいオチがあるのではないか」と期待して最後まで読んだりして、結局「だから何?」で終わったことって結構あると思います。時間を返せよ!って言いたくなるけど、最後まで読むんだと決めたのは他の誰でもなくこの自分。
ハウツー本やノンフィクションを読んでも、こういう肩透かしを食らうリスクは少ないわけですよ。何かしら得られる確率は高い。それが自分の探していた「答え」だった場合、得したな!と思うわけです。
だけど小説には答えがありません。著者の価値観や恋愛観が色濃く反映されていることが多いから、それが自分の好みに合わないことだってあります。だけど答えがないからこそ小説は面白いと思います。
小説を読み始めた途端、主人公の、あるいは他の登場人物の生きた世界を自分も生きた気分になれる。それだけで十分楽しいし刺激的じゃないですか。

最近読んだ一冊:女の一生