客として知人と一緒に飲食店を訪れると、今まで気がつかなかったようなその人の一面を見て、幻滅してしまうことがあります。
お店入って注文しないみたいな種類のケチ(しかも長居する)はやだ。
— 仁科友里 (@_nishinayuri) 2018年4月4日
私はこういうタイプのケチも幻滅しますが、「居酒屋で働くことを選んだんだからこのくらいやれよ」という態度を見てしまうと萎えます。
居酒屋にはリラックスして飲みやすい雰囲気がありますから、ついつい羽目を外しがちになります。だけど「そりゃないだろ」と思うことの一つが飲み放題の利用の仕方。
飲み放題を利用する団体の予約が入る時は、たいてい週末の夜であって当然店側は忙しいものです。だから頼んだ飲み物が出てくるのに多少時間がかかることもあるでしょう。
「こんなに時間がかかるなら一度にたくさん頼もう」
周囲の人達にも気を配って、その人達の分も含めて2,3杯/人のドリンクを一度に頼んで「これで当分頼まなくてもいいね」という。どうせ何杯頼んでも飲み放題だから追加料金はかからない。だからあらかじめたくさん頼んでおいた方がいい。
「金払ってるんだからこのくらい当然」
飲み放題を利用しているのだから、こういう風にオーダーするのも当然の権利です。でもそれぞれの目の前に2,3個のドリンクが置かれ、どんどん氷で薄くなっていく。目の前に複数のドリンクが置かれている状態=元は取れた状態に満足しているのです。飲み放題のドリンクなんてそれほど丁寧に作られていないと思うし、こういう風にオーダーする客の分なんて、店員に唾を吐かれていてもおかしくありません。
でも宴がお開きになる頃、口がつけられてさえいないドリンクがテーブルにたくさん残っていて、それを片づける店員達の気持ちになると、これってどうなんだろうと思います。ケチくさくありませんか?私はすごく貧乏くさいと思います。
「それが彼らの仕事だから」と言われればそれは事実です。でも居酒屋の店員を奴隷と間違えているのではないかと思う人、時々見かけます。気が大きくなっていてもう手が付けられない。人としてものすごく下に見ている人っているんですよ。萎えますね。
居酒屋って教会と同じく、感情のトイレみたい。
利用する人が溜め込んだ色々なものを吐き出していく場所。ストレスだったり、皆で無礼講ーーー!と楽しみたいという気持ちだったり。そういうところで仕事をする人=汚物を受け止める人達は大変です。こういうことをいうと「そういう環境で働くことを選んだのは店員だろ」と言われるでしょうけど、店員も人間ですよ。私はチップ制にしたらどうかなって思う。
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