アトピーはただの皮膚病ではなく、心にまで影を落とすのだということを先日知りました。
重度のアトピーが少しずつ改善しつつある方が、今通っている名医に出会うまでのお話をうかがったのですが、一番聞いていてせつなかったのがこういうお話でした。
「小学生の頃はもっと肌が汚かった。かゆくてかきむしってばかりいて、血が出ていたから。シーツや洋服にも血がよくついていて・・・・。だからよく『気持ち悪い』って言われた。今思えばまあ子供だから残酷だしって思うけど、当時は辛かった。
そういうことをいってくるやつは、男なら殴れるけど、女の子だと殴れないから、傷つけられても手も足も出ない。体育の授業で男女がペアになって踊るダンスの時間になると、本当に辛かった。
女の子は僕と踊る番が回ってくると、手が触れないように浮かすんだ」
この話を聞いて、この男性には青春がなかったのだ、と思いました。学生時代の不器用な恋だとか、そういう経験もできなくて、周りだけがわいわい恋したり傷ついたりしていた間、彼の心は「どうせ僕は・・・」と傷つけられていたのです。
そんな彼は社会人になってからも、名医を求めて都内だけでなく地方の皮膚科にも通ってみたそうですが、結局落ち着いたのはこちらだそうです。
北村皮膚科
横浜市金沢区六浦南２－８－５神田ビル２F
ウェブサイト：http://www.kitamura-hifuka.com/
ここに行けばどんなアトピー性皮膚炎も治る！というわけではありませんが、お話をされていた方は「やっと巡りあえた」と言っていました。ちなみにこの記事はステマではありませんよ。ブログで宣伝なんかしなくても、大忙しの皮膚科なのですから。
少しずつ皮膚の状態がよくなってきているこの男性にも、遅くてもいいから、日向ぼっこみたいな暖かな青春が訪れますように。