神戸は本当に女を磨いてくれるのか



脚も太いしお肌も荒れているけど、モテる。外見は小動物系。
私のことではありません。知人女性のことです。

彼女と知り合った頃、あたりさわりのない話をしていて、その話の流れで彼女が誇らしげにこういいました。

「大学は神戸の大学に行きました」

大学名は聞かなかったけど、東京で生まれ育った彼女なら、大学なんて自宅から通える範囲にいくらでもあるじゃないですか。わざわざ東京を離れて関西まで行く価値のある大学ってどこでしょうか。だけど彼女がわざわざ神戸に行った理由。ぴーんときました。神戸というブランド目当てですよ。彼女と話した当時は「神戸といえば牛よりも女子大生」という神戸ブームはとうにピークを過ぎた後でしたが、彼女が受験した頃はまさに神戸の女子大生ブームの真っ只中でした。
ですからこの知人も「神戸で女子大生時代を過ごした」という事実が、喉から手が出るほどほしかったのでしょう。私の推測でしかありませんが、大学での四年間何を学ぶかということよりも、「神戸に女子大生として四年間暮らす」という履歴を作ることが彼女にとっては大事だったんじゃないかなぁ。

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photo by halfrain

私が若かった頃、JAMというViViの読者モデルグループがいました。今はJAMで検索をしても食べ物のジャムの画像しか出てきませんが、あの頃検索していたら、きっとあの兵庫県出身(神戸、芦屋、加古川)の三人組の画像ばかり出てきたんじゃないかなっていうほど、持ち上げられていたのです。



厳密にいえば三人のうち神戸出身の女の子は一人だけしかいなかったけれど、それでも神戸の女子大生=綺麗、女っぷりが東京・横浜とは比べものにならない!という、雑誌が作り出した神戸ブームはすごかったのです。
だけど今自分が歳をとってみて、あのブームを冷静に振り返ってみると、神戸の女の子達ってそんなにいいか?と思います。なんか皆似ているんですよ。ゆるく巻かれた茶髪に白塗りの顔。研究し尽くしたと思われるアイメイク。シャネルのレ・キャトル・オンブルの使用率高そうだし、三面鏡を持ち歩いていそう。すみません。偏見です。
だけどそれはファッション誌に取り上げられる女子大生達だけ。きっと神戸に暮らす本物の淑女達は、ファッション誌には出てきてくれないのです。
神戸は通過したことしかありませんので、いつか行ってみたいです。もちろん、三宮でショッピングしてJAMみたいになりたーい!と思っていた若い頃の自分も連れてね。

山善(YAMAZEN) 卓上三面鏡 ホワイト PM3-4326(WH)

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