女のたしなみに欠かせないエッセンス


山田詠美氏が「4 Unique Girls」でこう書かれていました。

「(顔や体を磨くために)お金や時間を費やすのは磨くとはいわないんですよ。それらは、たしなみとかメンテナンスとか呼ばれるものなんですよ。いや、そのたしなみすらできていない私に言う資格などないのだが、あえていわせてもらおう。磨くものが「カラダ(※)」なら、人前で口にせずに、こっそりとやるべき」 (※:山田氏はあえて片仮名で書いています。彼女のファンならなぜかわかりますよね)

この部分を読んで思ったのですが、結局こういうことをたしなみだとは認識せずに「女を磨いています」と誇らしげに言う女は、羞恥心に欠けているのです。

 

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photo by Andygt

例えば私がどこぞの美魔女や美婆女(爆)のように「●●はもう一切食べません。美は我慢ですから」とか言ったとしましょう。(●●はチョコレートでも動物性脂肪でもなんでもいいです)
その場合私には「そこまで節制してその程度なの?」という風に見られていることがまったくわかっていないことになります。そして「その程度」の自分を客観視する力が欠けてもいます。それってかなり恥ずかしいですよ。特に30歳を過ぎたらね。
羞恥心が欠如しているからこそできるんですけど。素材に恵まれて生まれてきた美女達には到底及ばないとわかっていながらも、できる限りのことをするのであれば、やはりこっそりと努力を積み重ねた方が美しい。

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