プロの世界は厳しくて残酷だ



元サッカー日本代表の奥大介氏の事故死のニュースを読みました。そこには彼が宮古島移住に至った経緯が書かれていて、改めてプロの世界って厳しいんだなぁと思いました。プロスポーツ選手という職業はつぶしがきかないのは百も承知でその世界に飛び込んでいくのだと思います。そして美しい妻を手に入れて贅沢な生活をしばらく楽しみ、引退した後に待っているのは職探しの日々。

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photo by Hussain Isa


引退後のキャリア設計といえば、指導者という道もあります。だけどそれだって誰もがなれるわけではありません。現役時代の実績やコネだって必要でしょう。また指導者になれたからといって手放しで喜べるわけでもありません。
電撃辞任されたソフトバンクの秋山監督に関するニュースの一部に書かれていたのですが、プロ野球チームの監督は睡眠薬、胃薬の力を借りなければならないほどの重圧があるのだとか。

また私が覚えているのは、もうだいぶ前の話でどの球団かはよく覚えていないのですが、絶対にうちに入れろ!と厳命されていた選手をスカウトすることができなかった担当の方が、飛び降り自殺されたニュース。そこまで追い込まれるのかと思うと、選手はやはり商品なのだと改めて考えさせられます。
どうしても欲しい選手(商品)を手に入れるためなら、その選手に姉妹がいればものすごい好条件の相手との縁談を持ってくるとか、そこまでするという話を聞いたことがあります。人が売り買いされるシビアな世界の内側はどれだけどろどろしているのでしょう。想像するのも怖いくらいです。

長島茂雄さんや松岡修造さんみたいに引退後もずっと日向を歩いていける人なんて、ほんの一握り。元サッカー選手の中西哲生さんは、引退後のキャリアは喋る仕事でと決めてから、芸能界への人脈作りに奔走したと、これもまた大昔のインタビューでおっしゃっていました。
一生会社勤めをしてぬるま湯の中で人生を終えていく私から見ると、なんとも厳しく残酷な世界です。

 

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