武勇伝を語られるとなぜこんなにもうざく感じるのか



武勇伝を語られるとうんざりしてしまう理由は、実は武勇伝そのものよりも「まあ俺/私も昔はやんちゃしていたけど、今ではこんなに立派になりました」っていう根拠のない自己評価の高さを前提に語られているということだと思います。

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photo by Helga Weber


そもそも本当にやんちゃな人っていうのは、当時は自分がやんちゃだということを自覚することなく色々やっているわけじゃないですか。そういう純度の高い良質なやんちゃな人とは対極的な馬鹿=悪いことをしていることを格好いいと思っているやつほど年をとってから「俺/私もやんちゃしてたんだよね」と言います。誰にも聞かれてないのに。
ある女性がこう言いました。
「私も昔はオヤジ狩りとかしてたんだけどさー」
私はこう言いました。
「ああ、そうなんですか。じゃあ当時出会っていたら、私達は友達になっていませんでしたね~。私、悪いことをしないと目立てない人とか苦手だったんですよ」

その場の空気が凍りつきましたが、これでまた余計な人から絡まれることがなくなりました。本当に必要な人だけ近くにいてくれればそれでいいんです。

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