与え合える人、奪っていくだけの人



恋愛関係、友情は、バランスがとれていないと長続きしません。
なぜなら一方が他方を頼ったり便利に使ったりしている場合、その不均衡な状態は無理があるわけです。一方がtake & giveという言葉を知らず、take, take, take....だと与える方はばかばかしくなってきます。

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photo by winnifredxoxo


ただ不均衡な状態も慣れてしまうとそれがなんとなく普通に感じられるようになり、それはもう共依存でしょう。依存されることでほっとしたり、優越感を感じたり、自尊心が満たされる人もいる。「俺が/私がなんとかしてやるよ!」という使命感がドラッグ代わりになっているような人っていませんか?
私はtake, take, take...の奪っていくだけの女性から先日メールが来ましたが、うまく逃げ切りました。

コーヒー一杯なら財布も傷まないし、時間のロスも少ない

奪っていくだけの女性:「空いてるのいつ?」 (→こう聞かれたら逃げられないよね・・・・)

私: 「明後日の昼間なら空いてる。コーヒーでもどう?」(→ コーヒーなら一杯でも500円しないから、奪われたとしてもダメージは小さい)

その女性はその日が空いていなかったので、会わずにすみました。もし会っていたとしても、コーヒーならコース料理と違い、同じ店にそれほど長居できませんから、奪われる時間も限りがあります。ですから「ああ、また今日も金と時間を無駄にしたな」と思わずに済みます。そういう塵を心に降り積もらせないようにコントロールできるのは、自分自身だけです。

待ち合わせはビアガーデンだと思って、逆算して三時間前から水分を控えていた私がバカでした

こいつは奪っていくだけの女だなと思いつつ、時々彼女と会っていたのですが、ある日を境にもう会うことをやめようと思いました。
その日もいつものように彼女の方から食事に誘ってきたんですよ。彼女が誘ってくるのは自分の話を聞いて欲しい時だけ。それで待ち合わせ場所に行きました。夏のとても暑い日でした。待ち合わせ場所はビアガーデンです。今日のビールはさぞ美味しいだろうなと思い、待ち合わせ時間の三時間前くらいから水分を控え、お腹も空かせて待ち合わせ場所に向かいました。
すると待ち合わせ時間になると、向こうから彼女がマックシェイクを飲みながら歩いてきました。嫌な予感はしましたが、彼女はこう言いました。

「ごめーん。今日起きてから何も食べてなくて、お腹空いてて我慢できなくてマックで食べちゃった。もうお腹空いてないからスタバでいい?」

このひとことを聞いたら、ああ、本当に彼女って自分のことしか考えていない人なんだなと思いましたし、よく考えてみたら、彼女が常に人に何かしてもらって=話を聞いてもらって当然って思っている人であることに、とっくに気がついていたのにだらだらとつきあい続けたのは、この自分なのです。ですからからからに乾いた喉と空っぽの胃でスタバに行かなくてはいけないのは、自分のせいでもあるのです。
こういう女と会って帰って来て文句言いたくないじゃないですか。時間を割くに値する人=与え合える人を選んでつきあうのは大切です。 では奪っていくだけの女だなと思いつつ、なぜそれまでは彼女と時々会っていたかというと、それはまた別の記事で書きたいと思います。

→ 投稿しました 奪っていくだけの女とだらだらつきあい続けた理由 - マリア様はお見通し