能ある鷹は爪を隠す 本当にしたたかな女



本当にしたたかな女・・・。 それは間違いなく「はぐれ刑事純情派」で故藤田まこと氏が演じた安浦刑事の行きつけだったクラブのママです。本当にしたたかな女というのは、その香りをうまいこと消し去って、天女のような面をしている。こういう女が一番怖いですよ。どんどんはまってしまいそうな、底なし沼みたいな女。

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そう考えると「私って危なげでちょっと悪そうでしょ」というのを頭のてっぺんから爪先まで漂わせているわかりやすい女は安全パイです。男は一発か二発やったら飽きるだろうから。
話をはぐれ刑事に戻すと、真野あずささん(綺麗ですよね)は大きな頭をしてクラブのママを演じていたのですが、彼女が安浦刑事以外の客を接客しているシーンは出てこないので、他の客とはどんな感じだったのかはわかりません。ただ私の勝手な想像ですが、このママはどんな客でも自分だけがママにとっては特別な客だ、と思わせることができたと思うのです。 この番組を、当時私はなぜか父と二人で見ていました。仕事から帰ってきた父が晩酌をしながら見ている横で、生意気にも私は「男はこういう女に騙されるのか・・・・」とぼんやりと考えていたのを、今でも覚えています。私が男で「私の妾にならないか?」と声をかけるなら、やっぱり真野あずさ演じるママみたいな女がいいな。

 
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