こう考えれば無駄な飲み会とはさよならできる

せっかくの金曜日の夜なのに、一人で家にいるのもなんだか寂しい。それなら飲み会にでも行こうかなと思って出かけたら、「これなら家で一人でコンビニ弁当でも食べていた方がましだった」と思うような経験をしたことがある方はいるでしょう。筆者もそんな経験をしたことが結構ありますが、ある程度そういう経験をしてこそ「時間もお金も有限なのだ」ということを学習しました。

 

少人数での女子会がきつい

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「なんで私、この人と飲んでいるんだっけ?」と感じるほどつまらない場合の多くは、一緒に飲んでいる相手が同性なのではありませんか?

  • 堂々巡りの悩み相談
  • あなたにも原因があるのではありませんか?といいたくなるような、延々と続く愚痴
  • 興味のない恋バナ

こういう話を聞いてあげる「いい人」「聞き役」としての満足感や優越感の持続力は、私は30分までだと思っています。それ以降はもう苦痛でしかありません。
また「つまんなかったな・・・・」という不完全燃焼感、「つまらない話にばかりつきあわされて疲れたな」という疲労感を補うために、帰りにアイスクリームでも買うとしましょう。お金は出て行くし、就寝前に脂肪と糖分を摂取してしまうことになります。結果、不完全燃焼感と疲労感は、脂肪に化けてあなたのお腹周りに蓄積されます。無駄な飲み会に出ていいことなんてひとつもありませんね。

大人数での飲み会は「質もよりも数」を重視する人達が勝手に盛り上がっていればよい

大人数での飲み会は好き・嫌いがはっきり分かれますよね。私は嫌いですが、社内の大きな飲み会ならば、仕事の一環と割り切って、時々顔を出して活用するタイプでした。活用の仕方についてはまた他のポストで書きたいと思います。
だけどプライベートの場合、大人数の飲み会は100%欠席の方針をとっています。私はそもそもそういうものに不向きなんですよ。なぜなら・・・

  1. なぜ大人数で集まったのかわからないほど、結局いくつかのグループに分かれて、皆ばらばらのまま飲んでいる
  2. 「この人とこの人を会わせてみたかった」「この人達が知り合ったら絶対に楽しいはずだ」という計らいで集められた人達なのではなく、とりあえず数だけ集めた飲み会なんて楽しいわけがない
  3. 初めて会う人達との共通点を探して会話を楽しもうとする努力。これをずぅっとしていると疲れてしまって、会話を楽しむ余裕がなくなる。お酒ってそもそもこんな風に頑張るんじゃなくて、楽しく飲むものなんじゃないか?と一旦思い始めると、一気に酔いがさめる

ということがあげられます。人間的な魅力が釣り合っている人達が大勢集まった飲み会なら、誰の隣に座っても楽しいわけですよ。だけどそういう飲み会じゃなくて、適当に「とにかく大勢!多ければ多いほど楽しい!」みたいなどうでもいい人だけを集めただけの飲み会って、どこかむなしいはずです。そのむなしさを互いに感じさせないために気を遣うから疲れてくる。だからもう大人数の飲み会は出ていません。

「つまらなかった」は連鎖する。おすそわけするなら「楽しかった」にしよう

傷の舐めあいとプチ自慢大会の二部構成からなる女子会といい、質より数の大人数の飲み会といい、終わって心に残る気持ちは「つまらなかったな」に尽きます。これは連鎖します。
あなたはその「つまらなかった」を消化しきれないまま週末を迎えて、週末に会う人達に「飲み会がつまらなかったから、楽しませて欲しい」と期待してしまいます。
だけどあなたが感じた「つまらなかった」の処理は、あなた自身が責任を持つべきです。それを「何か面白いこと」で上書きしてもらうことを人に期待したら、今度はあなたが「なんだか一緒にいてもつまらない人」になってしまいます。
連鎖させるなら「楽しかった!」の方がいいですよね。そのためにも時間の無駄としか思えない飲み会には出ない方がいいです。

無駄な飲み会にばかり出ていると、「この人と飲んでゆっくり話してみたい」と思えるような人との出会いからどんどん遠のいていく

「つまらない」が蓄積すると、あなたから輝きを奪っていきます。それはつまらない飲み会、無駄な飲み会にあなたを誘った人のせいではありません。無駄な飲み会に出続けて「無駄だったな」と感じながらも、次回ものこのこ出て行く自分に責任があるのに、それを人のせいにしているから、輝きを失うのです。
あなたが今置かれた場所、あなたの周りにいる人達は、あなたの取捨選択の積み重ねの結果です。
家で一人でいるよりはいいかも、と思って無駄な飲み会に出続ける。それもあなたができる選択の一つです。だけどそういう選択を繰り返していると、一緒に飲んでゆっくり話してみたいと思えるような人との出会いが、どんどん遠のいてゆくのです。なぜなら無駄な飲み会に出続けることで、あなた自身が「ゆっくり話してみたい人像」とは程遠くなるからです。つまらない経験の積み重ねはつまらない人間しか創り出しません。
あなたがそうやって無駄だと思いつつ、自分の心をすり減らすような飲み会に出続けているうちにも、きっと魅力的な人達同士どこかでグラスを傾けながら「濃い時間」を楽しんでいるのです。そしてその濃い時間は、魅力的な人達をさらに魅力的にしていきます。
こうやってどんどん広がっていく格差・・・・。

限りある時間をあなたはどう使いますか?

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