日本海ひすいラインからの眺め

北陸新幹線に乗って糸魚川(いといがわ)で下車し、えちごときめき鉄道の日本海ひすいライン乗り直江津(なおえつ)へと向かいました。

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 何も考えずに改札を出ようとすると、「ひすいラインの発車まであと〇〇分ほどありますが、もう出られますか?駅員さんから確認されました。田舎の駅員さんらしい温かさが感じられます。ちなみに新潟でJRの職員といったらかなりハイスペックです!

ひすいラインのホームの向こう側には大糸線が停車しています。大糸線から見える景色の美しさを夫に説明したら、冬になったら乗りに来よう!と息巻いておりました。
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ひすいラインの車内は撮影し忘れましたが、通路を挟んで両側に二人掛けの席がそれぞれ10個くらい並んでいる小さな電車です。眺めはこんな感じで、空と海と古民家のみ。

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プールで泳いでから帰宅すると一目散に台所に行き、冷凍庫の中から一番美味しそうなアイスクリームをとって冷房の効いた部屋でTVを見ながら食べていた子供時代を思い出してしまう、ノスタルジーあふれる風景です。
ちなみに我が家に友達や従姉妹たちが集まると、大量のアイスクリームの中からそれぞれ好きなものを選ぶのですが、誰にも選ばれずに残るのはいつも決まって桃太郎(新潟県でのみ販売)でした。

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だけど大人になって帰省し、桃太郎を見た時はすぐに購入してしまいました。これを見ただけで子供の頃の夏休みの思い出が蘇るようです。
しばらく走ると、まだまだこの青のグラデーションと古民家のみという風景が続きます。

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 ここに暮らせと言われたら大変そうですが、こうしてたまに眺めるには最高です。ほんとに高層ビルが一つもない。マンションをはじめとする集合住宅すらない。夫は窓の外を眺めたまま一言も発しませんでした。そのくらい心を奪われてしまうのです。

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直江津に近づいてくると、民家の数も増えてきました。

 

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そして上越市直江津に到着。豪華客船をイメージした駅舎だそうです。

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糸魚川駅を下車した時は「ああ、海が近いんだな」という感じを空気で感じましたが、直江津駅はそれほどでもありませんでした。あたりを散策してみましたが、駅前は寂れていて、とにかく寺院が多く、結局10分ほど歩きましたが海を見ることはできませんでした。私達が変な方向に歩いていたからかもしれません。

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上越市の主要機関や繁華街はおそらく高田駅の方に集まっているのでしょう。夜桜で有名な高田城もありますからね。ただし寂れているといっても糸魚川とは違い若者が結構歩いていました。それにしてもやはり裏日本はどんどん取り残されていっている感じは否めません。こうしてひすいラインに乗ってみたものの、この情緒というか素晴らしいノスタルジックな光景は大人の心を打つことはあっても、子供達は喜びません。だから家族連れ客を呼び込めない。
大人の皆さん、夏の日本海の美しさに癒されに来てください。

 

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