心に響かなくなった言葉

このブログを読んでくれているあなたが、明日も読んでいるとは限りません。知らない人間の書く文章を面白いと思うのって、そんなもんじゃないですかね。飽きる時は必ずやってきます。
私も最近「もう心に響かなくなったなぁ」と思った言葉がありました。

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“一生美人"力 人生の質が高まる108の気づき


齋藤薫さんが書かれたエッセイを読んでいて、明らかにネタ切れという印象を受けました。女性向け、しかもアンチエイジングを意識したネタとなると、「目からウロコ!!!」なんていう秘訣はそうそうありませんから(結局大切なことはとてもベーシックだったりするから)、他の方が書かれている美容系エッセイと被ることも多くて当然です。しかも朝日新聞のコラムに連載されていたものをまとめたものですから、当然字数稼ぎみたいな冗長な部分も多くあります。
美容ジャーナリストとして発信し続けるということは、自分のことだけではあっという間にネタが切れますから、周りにいる美女達や、あるいは反面教師として登場させたい女性達をインスピレーションにして書き続けますよね。エネルギーを消耗しますよ。
だけど結局書いている人間は同じ人間なのですから、限界があります。若い頃は心に潤いがなくなった時に助けられた著者のエッセイだけど、もう心に響かなくなりました。私も歳をとったということです。
齋藤薫様、今まで文章を通じて何度も背中を押してくださって、どうもありがとうございました。