2chで人が叩かれているのを見たくなる心境


有名人の名前をぐぐろうとすると、関連キーワードとして「その人の名前+2ch」が候補として表示されることがあります。
私はかつて、この候補を見る度に「世の中には2chで誰かが叩かれているのを見たくてしようがない人がいるのか・・・・そんなもん見てどうすんのさ」と思っていました。そんなネガティブなことをしていて何が楽しいのかな、とか、時間の無駄遣いじゃないのかなって思っていたのです。特に大好きな浅田真央選手が2chで叩かれているところに加勢したがる人達など人間のクズくらいに思っていました。

だけど私も自分自身がこの「人の名前+2ch」を、自分でも意識しないうちに入力してしまった瞬間、そういうことをする人の心理が始めて理解できました。

http://www.flickr.com/photos/49472850@N00/4350071405

photo by royalconstantinesociety

自分が嫌いな人を、皆にも嫌っていてほしいという気持ち

その人はいわゆる美魔女ブロガーでした。
おへそが見える丈にリフォームされたセーラー服を着て、髪型はおさげにして写った画像をブログにアップされていたのですが、その画像が自虐的なネタなのではなく、「私が着ると自然でしょう?」と本気で思われているのが伝わってくる画像でした。

うわぁ~・・・・・・・・と思った次の瞬間、○○○○2ch と検索していました。


そして冷静になってみて、ついに自分もこういうことをしちゃった!と思ったのです。人の名前+2chを検索して得られることほど、非生産的なものはないと思っていたのに、自分でもついにやってしまいました。
その2chのページを見て、その人の悪口が書かれていたのを見て「ああ、やっぱりこの人ってこういう風に思われてるんだ~」と満足する自分。

そんな自分も+「2ch」で検索されていた

かつて他のハンドルネームでブログを書いていた頃、私自身も+2chで検索されていました。「XXXXX(当時のハンドルネーム) 正体」とかねw。当時は今のこのブログやメインブログのように、知りたいことを検索した結果から来訪してくる人達よりも、ハンドルネームで検索をしてくる人が圧倒的に多かったのです。
ハンドルネームのインパクトの大きさのせいだったのか、キャラ設定がわかりやすかったせいなのかは謎ですが、要するに読者の中には相当数のアンチが含まれていたということです。

有意義な時間ではないけれど、生きている限りやっちゃうんだろうな

美しいことだけで心の中を満たせたら・・・とは思いますよ。これは脳内にお花畑をつくろうって言っているのではないのです。そして人の名前+2chで検索をかけて、その人が叩かれているのを見ても、自分はちっとも前に進まないということくらいわかっています。検索・悪口を書かれる人は2chに張りついているような人間なんて相手にせず、もっと上に行くのです。だけど2chで誰かが叩かれているのを見たがる部分が潜んでいる自分というものも、受け入れなくては、と思うのです。結局こんな行為、やらないに越したことはない。

関連記事:この人なんか嫌だ、という勘は大抵当たっている - マリア様はお見通し