ブスでも艶と潤いがあればそこそこいける 



説得力がない言葉のひとつに、ブスが言う「女は見た目じゃないよ」というものがあります。これが自虐的なギャグで笑いを誘うことが目的というわけでもない限り、きっと彼女達は自分の外見に構うことを放棄し、自分達を無理やりナチュラル・ビューティーというカテゴリーに押し込んで生きていくことを選んだ人達です。
女に生まれたからにはやはり最低限というか、女のたしなみくらいには外見に気を遣うべきだと、この本を読んで思いました。

 

世界中の女性のうち、5%はどうしようもないブスだとしたら、残りの95%は美人とブスの混合体です。小学校の時はみんな可愛くないのに、大人になったら急に美人が増えるのは、それぞれが美人の部分を伸ばしているから。どうにか美しくなりたいと思っているからです。
95%の「どちらでもない人」はやりかた次第で美人になれます

「生つき美人に見せる」より引用)

「自分は5%のどうしようもないブスではない」という前提で読むと面白い一冊ですが、ヘアメイクをあれこれ試してきて「なんかしっくりこないな」と思っている27歳あたりからの女性におすすめです。
若い子達は失敗を恐れずにどんどん試行錯誤を繰り返せばよいと思うので、まだこの本を開くべきではありません。

そんなに作りこむ必要はなし。女性には艶と潤いがあればOK

顔のパーツのバランスによって決まってしまう美醜はどうしようもありませんし、それをメイクのテクニックでカバーしようということが書かれている本ではありません。なのでそういう情報を期待して読むとがっかりしますが、「なんか綺麗な人」「なんか色っぽい人」というポジションに立ちたい人にはおすすめです。それから眉毛に関する章も参考になりました。
著者の吉川康雄氏が提唱するのはとにかく艶と潤いが大切であるということ。著者が急遽ヒラリー・クリントンのメイクをすることになった時に足したのもこれ。艶だけ。仕上がりにはヒラリーさんも大満足だったそうです。スキンケアやベースメイクもとにかく艶重視です。
そこで思い出したのがガミラおばさんの石鹸。まるで「洗顔するたびにスキンケアをしている」ような感じがするんですよ。オリーブオイルから作られた石鹸ということで、ぎとぎとしそうな感じがしたのですが、洗いあがりがとてもしっとり、もっちりするのです。艶肌の土台作りに最適です。

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髪の毛にも使えますが、これで髪の毛を洗うと私の場合きしみます。きゅっきゅっ!とものすごい音がして「大丈夫?!」と思いました。だけど頭皮を洗うのには適しています。根元以外髪の毛には直接つけず、頭皮にのみつけてマッサージして洗い流す。水にとけた石鹸が髪の毛を流れていくのをイメージして。髪の毛が艶々しますよ。

 上記に種類のほかにも、ゼラニウム、ローズマリー、バニラ(数量限定)、スペアミントの香りがあります。


次回は「綺麗の落とし穴」について書きたいと思います。

 生まれつき美人に見せる

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