心と脳の休日

「尊敬する人は誰ですか?」と聞かれたら、迷わずに「焼きそばの湯切口を思いついた人と、この形状にたどり着くまでに繰り返された試行錯誤に関わった方々です」と答えます。

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そんな便利な湯切口ができたおかげで、焼きそばを勢い余ってシンクにどさっと落としてしまう被害者が日本から消えたのです。それともまだいるの?
こうやってさっさっとお湯を切って、ソースとふりかけをかけて混ぜ合わせていただきまーす!
そこへこんな声が聞こえてきたら、あなたはどう思いますか?

「焼きそばがもっと美味しくなる方法があるの。少量のごま油を熱したフライパンに、湯切口からだけじゃ捨てきれなかった水分も含めて焼きそばを入れてさっと炒めるだけ。お好みで少量のラー油も入れてみて」

それじゃもはやカップ焼きそばを買った意味がないじゃないか・・・。
洗い物も出さずに楽をしたいってそんなにいけないことなのか。
毎日きちんと過ごす。それは素晴らしい。だけどきちんと過ごすことにもオフを設けないと、ちょっときつい。

「こうすればもっと美味しくなる」「こうすればもっとよくなる」というささやかな工夫から解放される日があってもいいのにな。
人間は色々な穴を弛緩させて垂れ流して生きたら大変なことになってしまうから、心と脳だけは弛緩させたいのに・・・。

余談:ここ数年食べたカップ焼きそばの中で最も美味しいと感じた商品


サッポロ一番 縁日の焼そば カップ 東味 117g×12個
シーフード好きなフィリピン人達が好んで食べているのを見て、私も食べてみました。もっちもちというのは私にとって別にどうでもよいポイントなのですが、ソースの味が魚介類寄りなのがストライクゾーンに入りました(東西ありますが、魚介類寄りはのほうですよ)。
スリーエフでしか見たことがありません。

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