悪質営業してでも歩合給が欲しい!という人達は、皆わけありだ


高収入。約束されてはいないけど、成績次第では・・・という歩合制の比率が高い企業は、たいてい営業のやり方も悪質です。企業の上のほうも「金になればいい」だけであって、手段なんてどうでもよいのでしょう。契約だけとってきてくれればいいよ、みたいな。

「屋根腐ってる」実は不要リフォーム 初の業務停止命令(朝日新聞デジタル) - Yahoo!ニュース(リンク切れ)


うちの実家もこういう悪質リフォーム会社の営業社員がやってきて、勝手に家にあがって水周りを見ていったことがあります。

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まだ私が高校生の頃なので、もう大昔の話ですね。その頃から悪質リフォーム会社は存在していたということです。帰宅すると祖母が「今日○○ホームっていう会社の人が来て、この家は古いから改築をお勧めします、どこから始めたらよいのか相談させていただきたいので、とりあえず中を見せてくださいって言って勝手に家に上がってきて怖かった」と言いました。
祖母に暴力をふるったり、強盗まがいのことをする社員ではなかったそうですが、祖母が「リフォームするかどうか、息子が帰ってきたら相談します」と言ったら「息子さんは夜ならご在宅なのですね。ではまた今夜出直してきます」といって去ったそうです。

こういう不法侵入してくる輩を私も一目見てやろうと、その夜私は一階の玄関に一番近い部屋で待機することにしました。すると21時近くになると、呼び鈴がなりました。
父は悪質リフォーム会社の営業社員に厳しいひとことを言ってやろうと、玄関に出ました。引き戸が開く音がしましたが、玄関からは営業社員の挨拶の第一声すら聞こえてきません。しん、としているのです。
様子が気になった私は、そのまま部屋に留まりまって耳を済ませていましたが、ひそひそと話し声が聞こえてくるだけで、父とその社員は外へ出て行ってしまいました。
10分後、父が家に戻ってきました。


「パパ、まさか契約したの?!」


「いや、違う。あの社員なぁ・・・」


実はその男は、以前父と同じ会社に勤めていたのですが、夜逃げして急に連絡が取れなくなったのだそうです。おそらく借金を抱えていたのだろうとのことですが、やはり夜逃げしても追手から逃げ切れなかったのでしょうね。
それで再び厳しい返済と取り立てに追われ、こうして高い歩合給の仕事に目がくらんだのでしょう。

「お金さえあれば・・・・」

お金のことで苦労する人達は、他の人間が不幸になっても構わないのです。だから悪徳リフォーム会社に魂を売ることができるのです。

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