長い話といまいちなオチ ふかわりょう氏に学ぶ華麗なフォロー

5時に夢中!の木曜日ファンの皆様ならご存知かと思いますが、レギュラーコメンテーターの岩井志麻子先生は、話をふられると前置きが長いこと/長すぎることがしばしばあります。

散々待って「オチはそれ?」と周囲はずっこけそうになっても、うまく突っ込めるふかわりょうさん

皆さんの周りにもいませんか?
あるテーマに沿って会話をしていたのに、ある人が何の関連もなさそうな話を始めました。
「この話、いったいどこに着地するんだろう・・・」

(志麻子先生の話は01:50あたりから始まります。最後まで待って、ふかわさんのフォローを聞いてみよう!)

だけど話は続きます。しかもその話はあまりまとまりがなく、とりたてて面白いわけでもありません。オチはちゃんとあるのかなぁと思いながら最後まで聞くと「あ、そういうことか」という程度で終わってしまうことってあるじゃないですか。別に芸人じゃないんだからそんなに面白いオチの用意までしなくてもいいでしょって言われそうですが、やっぱり長い話を聞かせるのであれば、オチは用意してほしいです。
ふかわさんは上の動画でこうフォローしています。

「やっとゴールしました!」

これはもう志麻子先生の話が長くなりがちだということを、木曜日の出演者が知っているからこそ(そして志麻子先生も自覚しているからこそ)できるフォロー/まとめですよね。誰にも不快な思いをさせないフォローができるふかわさん、すごいです。

話し上手は聞き上手

時々相棒の中瀬ゆかり氏もうまくぼそっと突っ込みを入れて、志麻子先生の「長い話+いまいちなオチ」でスタジオがしんとならないように援護されています。
その中瀬さんですが、お話上手。うまくまとめて笑わせてくれます。きっと多分聞き上手なんだろうなぁと思います。なぜだかわかりますか?それは、聞き上手な人間は、つまらない話を延々と聞かされることが多いから、「自分だけは他の人につまらない話をきかせないようにしよう」というサービス精神を持つようになるんですよ。
私も自称聞き上手だからこれはよくわかります。だから話すのも得意ですよ。その場にいなかった人でも臨場感が味わえるように面白くまとめて、皆を爆笑の渦に巻き込みます。

東京に暮らすのなら、女はあまり話が面白くない方がいい

中瀬ゆかりさんが「東京の美人は話がつまらない」とおっしゃっていますが、これは当たっていますし、そもそも東京では話が面白い女性はモテないんですよ。

(「東京は3時間くらい話してもオチやギャグが一回もなくても許される」)

どっちかというと男性の話にくすくす笑っている女性の方がモテます。女性は話が面白くなくてもよいのです。面白い女性よりも、男性のつまらない話を膨らませてあげられる女性の方が好感度が高い。関西だったら鋭い突っ込みを求められるのでしょうけれど、東京はつまんないですよ。

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