マリア様はお見通し

普段は何も見えていないふりをしながら、善人面して静かに暮らしています

亡くなった祖母の「おかえり」で目覚める朝

うちに何かいる - マリア様はお見通し という記事で書いたように、私の実家では妙な現象が起こりそれらに対して私は少々過敏になっていたのですが、夫が私の実家に泊まった際にもやはり起きたのです。

私達は「うちに何かいる」でも書いた寝間(仏壇が置かれている座敷の隣の部屋)で布団を並べて寝ました。そして翌朝台所で二人で朝食を食べていると夫がこういうのです。

「君のご両親のどちらかわからないけど、 随分早く起きて床の間の拭き掃除をしていたみたいで、その音で目が覚めたよ。きゅっきゅっって」

Round Rice Cake

床の間は私達が寝ていた部屋とは襖を隔てた向こう側でしたから、確かに私の親が拭き掃除をしていればその音が聞こえても何も不思議ではありません。ただ私の両親は朝の4時頃に拭き掃除などしません。私がこの数年前に一人で帰省し、この部屋で朝を迎えた時も同じくらいの時間に同じ音がしたため、いつも早起きの父に「お父さんは早く起きて床の間の拭き掃除もするようになったんだね」と言ったところ「俺そんなことしてないぞ」と言われ、兄にテキストを送ったらあっさりこう言われました。
「ああ、それか。床の間の拭き掃除って死んだばあちゃんが毎朝やってたじゃん。だからお前が帰ってきて嬉しいから、ばあちゃんなりの『おかえり』なんじゃないの?」
この音が聞こえるのは、不思議なことに実家で迎える二日目の朝のみで、それ以降はまったく聞こえません。
生きていた頃は私をさんざん悩ませた祖母も、今はこんな風に出迎えの挨拶をするようになりました。彼女が呆けてからは終わりの見えない闘いでしたから。それはまた他の記事で書くとしましょう。