マリア様はお見通し

普段は何も見えていないふりをしながら、善人面して静かに暮らしています

年相応の美しさは評価されにくい

50代以上の女性の大仏パーマ率、相当減りましたよね。そういうことからもわかるように、昔に比べると女性はいくつになっても若々しい人が増えました。
だけど若々しい美しさって、おばさん達がどんなに頑張っても、本当に若い子達の持っているそれには絶対にかなわないんですよ。彼女達と同じ土俵に立って、「ど真ん中はちょっといくらなんでも恥ずかしいから土俵際で立ってまーす」なんてことしているくらいなら、違う土俵で年相応の魅力を打ち出していた方が素敵だと思います。そんなことを書いていて思い出したのがこの映画。



「女とワインは古い方がいい」とフランスでは言われるそうですが、そのフランスが製作した「インドシナ」という映画です。 ストーリーは色々突っ込みたいところがありましたが、まあそれはさておき、劇中でカトリーヌ・ドヌーブが、自分を口説き続けていたフランス人男性に向かって「(あなたがそういう男だってわかっていたから)あなたには抱かれなかったのよ!」と吐き捨てるシーンがあります。

私はこのシーンを見て、私は彼女ほど年をとっても女として現役である設定に驚いてしまったのです。

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この映画が公開された1992年当時ドヌーブ氏は49歳でした。 「おまえみたいなばばぁこっちから願い下げだよ」という返事をよこしそうな男性がほとんどであろう国で小娘としてのうのうと暮らしていた私にとって、ものすごいカルチャーショックでした。
女性は若くて綺麗な方がいいに決まっている、というのは、何も小・中学生アイドルに30代以上のおっさんが夢中になっていて、平子理沙さんが元祖美魔女として奉り続けられる日本だけではなく、世界中の多くの国々でも同じことだと思います。
ですから女性が必死で若くい続けようとするのも無理はないのですが、私は年齢とともに積み重ねてきたものまで隠す必要がないと思うのです。 40代の女性が20代に見られようと努力する必要はないというか、人生経験がもたらす成熟や洗練まで隠したり否定する必要もないのではないでしょうか。



外見に構わなくてもよい、と言っているわけではありません。やはり老化を遅らせる努力は自分でできる範囲でしたいと思っています。 だけど年齢はただの数字にしか過ぎないとはいえ、数字的に女の秋を迎えたら、秋にふさわしいものがあると思うのです。
秋を過ぎた女性が、まるで緑が溢れる初夏の輝きを放つ自分の娘と一緒に109で買い物をして、同じような格好ができることを誇るのは見ていて痛々しいと思うのです。

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「あべさんなんか俺から見たらまだまだしょんべん臭いっす。だって俺が初めてつきあった女性、50代でしたから」

私にそう言った男性がいました。彼のような男性はごくわずかです。やっぱり男は若くて綺麗な女の子が好きですし、生殖器がついている限りしようがないのです。

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