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マリア様はお見通し

普段は何も見えていないふりをしながら、善人面して静かに暮らしています

それは性格の問題なのではなく、病気なのでは?と思う時(2)

 


「頭が痛い・・・」「お腹が痛い・・・」「吐き気がする」

いつもどこかしら調子が悪い同僚がいました。最初は彼女が不調を訴えるたびに心配していた私も、「具合悪いけどしかたがないから頑張って働くわ」という過剰なまでの演技がだんだん鬱陶しくなってきました。
そしてつい「いつもどこかしら調子が悪いよね。社会人だったらもうちょっと自己管理をちゃんとしようよ」といいそうになったんですよ。だけど言わなくてよかった・・・。
だって自己管理は「自己」が抱えている問題がわかっていて初めてできることです。問題に本人が気づいていない場合は、管理のしようがないのです。

気分の急降下と体調がリンクしている彼女が抱えていた問題とは、いったいなんだったのでしょう?

http://www.flickr.com/photos/29554361@N04/5913039918

photo by gioiadeantoniis

このブログの読者の99%が女性だと思うのですが、本記事は男性にも読んで欲しい記事です。

あなたの奥さんや彼女が:

  1. 気分のアップダウンが激しい。
  2. 怒っている時はまるで別人。
  3. プレッシャーに弱く、問題処理能力が小さい=些細なことですぐにテンパって周囲に当り散らす。ちょっと落ち着いて考えてみて、最初の一歩から、ということが思いつかない。
  4. テンパると激しい頭痛を感じ、次第に吐き気も催す。だけどテンパっていた原因が解決した途端、徐々に快方に向かう。
  5. ちょっとしたことですぐ不安になったり、落ち込んだりする。
  6. 自己中心的

という特徴すべてにあてはまる場合、それは彼女の性格の問題ではなく(多少関係しているところもありますが)、実は病気かもしれませんよ。彼女/奥さんの生理の周期がめちゃくちゃ、ということはありませんか?

http://www.flickr.com/photos/74001507@N00/241434592

photo by jeanbowe

私は1~6すべてに当てはまっていたDさんというアメリカ人女性と働いたことがありました。本記事の冒頭で書いたのが、Dさんです。

結構強烈な人で、皆に面倒くさがられていました。私も面倒くさいなと思って距離を置いていました。精神的に依存されたら困るから。
彼女は、周囲から見たらなんてことのない些細なことでも、すぐにプレッシャーやストレスを感じてしまうタイプでした。そしてストレスを感じると、すぐに頭痛→吐き気というコースをすすむのです。
気分と体調が見事にシンクロしていたため、周囲にいる大人達は「大変なのは皆一緒なのに、『私が一番大変』といわんばかりに、ちょっと気分が落ちると体調が悪くなったから帰らせてくれっていうのは、社会人としてどうかと思うよ」と言っていました。
だけど彼女と話していたある日、「そうだったのか!」と思いました。

彼女は昔から生理が三ヶ月に一度しか来ないそうです。
うわーすべての点がつながって一本線になったぞ!と思いました。男性にはこれがどういうことかわかりにくいと思いますが、生理は女性ホルモンのバランスがちゃんと取れていれば、ほぼ28日周期でくるものです。三ヶ月に一回しかこないということは、女性ホルモンのバランスが崩れているのです。
このバランスが大きく崩れると、気分の上下が激しくなる。自分ではどうしようもないんですよ。そういう繊細なものなのです。

ストレスや疲労が原因でホルモンバランスが乱れて、一時的に生理不順になる人も大勢います(かつて私もそうでした)。だけどDさんの場合は、初潮を迎えてからずっと、生理は3ヶ月に一回のペースでしか来た事がないとのことでした。
なるほど・・・嵐を巻き起こしていたのは、性格の問題ではなく、ホルモンバランスの乱れなのか!と思いました。

http://www.flickr.com/photos/23737563@N00/5547928942

photo by @notnixon


「婦人科に行ってみたら」

これで問題は一つ解決しました。
だけど彼女にはもう一つ問題が残されていました。


それは極端に自己中心的であるということでした。
それはさすがに病気ではなく性格の問題でしょう(笑)といいたくもなりますが、どうも様子が変なのです。

例えばDさんが何か作業をしていたとしましょう。そこにお客さんが来て、手を止めて接客をしなければいけないとします。するとDさんは、このお客さんに対して舌打ちをするのです。
舌打ちですよ?大人として、社会人として一人前の人にとって、「あ~あ、作業の手を止められちゃった」くらいの感情はコントロールできるものです。だけど彼女場合、コントロールできる感情の許容レベルが、とても低いのです。

そして同僚達は、彼女のこの許容範囲の狭さというか、許容レベルの低さをたびたび目撃するうちに、あまりの低さに「この低さは異常。もしかすると性格の問題ではなく、何か障害があるのではないか?」と思い始めたのです。

そしてそれが障害なのかどうなのかもわからないまま、彼女は去っていきました。試用期間が終了し、雇用が継続されなかったからです・・・。


<余談>
舌打ちをされたお客さんは怒りをこらえました。怒鳴ったとしても「こんな店もう二度と来ないよ」と言って立ち去ったとしてもおかしくない場面です。ただし、怒鳴る代わりに、静かだけど強烈な皮肉を言いました。
ああ、やはり知性がある人が、声を荒げなくても、相手の急所をつく言葉を的確に選んで静かにダメージを与えることができるのは、万国共通だなぁなんて感心すらしてしまいました。
 
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