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マリア様はお見通し

普段は何も見えていないふりをしながら、善人面して静かに暮らしています

100冊のビジネス本を読んだ人よりも、どんなに小さくても一国一城の主になった人の話を聞きたい

偉人・奇人・変人

 

「机上の空論」という言葉があります。

ある若い女性が「世の中にはやりたい仕事がないから」と言って家で三食昼寝つきのニート生活をしていて、いつチャンスが訪れてもいいように=いつ理想の求人に出会ってもよいように、日々ビジネス本を読んでいるとします。
そして久しぶりに会う友人達に100冊読破して得た知識をひけらかすとします。

なんか説得力がないと思いませんか?

社会と接点のない彼女には、ビジネス本を読み続けることが「前進すること」なのでしょう。社会に出てみようと思う動機づけにもなりますし。

http://www.flickr.com/photos/25653648@N08/5364423851

photo by ahsonwardak

だけど私は社会に出て働いたことのない人のビジネス本100冊分の知識よりも、小さくても一国一城の主になった人のお話の方が面白いと思います。

知人男性Fは先日三店舗目の飲食店を開店したばかりです。彼が脱サラするといった時、ご両親は大反対しました。

「サラリーマンが飲み歩いて美味しいお店に出会って感動した。だから俺も同じような店を持とう、と簡単に考えるな」

というのがご両親の意見でした。だけどFはもう既にその時辞職願を出した後で、修行先まで決めていました。修行先はお店の名前を聞いただけで、封建的な香りがぷんと漂ってくるお店でした。

http://www.flickr.com/photos/95890660@N03/11688692395

photo by (^^)Teraon (Fが実際に修行したお店とは関係ありません)

そこで2年間修行して、開店準備に至りました。ご両親は生きた心地がしなかったそうです。そして彼自身も「借金している間は、ぐっすり眠れたことがなかった。修行していた頃も辛かったけど、修行時代の方が楽だと思えるくらいだった。眠れるようになったのは、借金を完済して黒字になってからだ」と言っていました。
眠れぬ夜の暗さ、ぐっすり眠れぬまま迎えた朝に感じる体と心の重さ。そしてそれに鞭を打って店に出ることの辛さ。
こういうことを経験して乗り越えたことによる自信は、100冊のビジネス本から得られる知識よりも、今後の人生において彼を支えてくれることになるでしょう。

【関連書籍】


どんなに疎まれても「黒川をこう変えていくのだ」と心に決めた著者の歩んだ道は、やはり険しかった。人は変化を歓迎しない。たとえそれがより良いものへの変化であっても。
由布院にはない黒川の素晴らしさってなんだろう。初めて読んだのは8年前だけど、今読んでも著者が周囲に敵を回しても「最後までやり遂げる」と決めて、そしてやり遂げたということに、ひれ伏してしまいます。

黒川温泉のドン後藤哲也の「再生」の法則


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