羽生結弦選手のジャンプはスローモーションで見るとしびれる

いっやぁ~なんなんですかねこの人は!
「え?もしかして今ひょいっと飛んだのが四回転トウループ?」って思って見返してしまうほどの軽さ。得点の発表を待っている間に4Tと3Aをスローモーションで見ていてしびれました。なんて美しいのでしょう。「空中こそが彼の居場所なんだ」と言ったカート・ブラウニング氏の言葉を思い出しました。

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それから羽生選手を見ていると、腹筋が強いんだろうなぁと思います。ストレートラインステップシークエンスでターンする時も軽く舞う時も、背筋がすっと伸びているんですよ。天井からピアノ線か何かで吊られているかのように。ジャンプも素晴らしいのですが、やはりこういう部分も彼の優雅さの秘密(別に秘密ではないけど)なのではないでしょうか。
このショパンのバラードを滑る羽生選手を見られるのも今回が最後だと思うと、寂しいです。また来季もこういうピアノのナンバーを滑ってくれないかなぁと思うのですが、オーサーコーチが「これから平昌に向けて色々なタイプのプログラムを滑り、そして平昌で最も快適なスタイルに戻るのがいい」と言っていますからね。今まで見たこともない羽生選手に出会えるかもしれないという期待を胸に、今季にさよならしましょう。手術や捻挫と満身創痍で終えたこのシーズン。結弦君、どうかゆっくり休んでくださいね。休むことも練習!