文章をパクられて感じたこと 


「あ、この表現面白いな」「この言い回しいいなあ」

ブログを書いていると「パクっちゃえ」という悪魔のささやきが聞こえたことがある、という人は多いと思います。私はありません。強がりではなく、本当にないのです。なぜなら私がパクられる側だったからです。パクられて嫌だったから、自分はパクらないようにしようといつも思っていました。

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photo by Will Lion

似たような文章を書く人なんてたくさんいますから、すぐにパクられた!と思うのは過剰反応なのかもしれませんが、私が読者に伝わりやすいように頭をひねった表現を、あまりにも頻繁に、簡単に拝借していくその人を不快に感じるようになりました。
だけどある日、その女性がものすごく寒いタイトルの記事を書いたのです。一瞬「タイプミス?」と思ったほど寒いオヤジギャグ風タイトル。だけどどうやらタイプミスではなかったようです。心優しい読者の方が「今日のタイトル面白いですね」とコメントしていたので。

私はそのタイトルを見た時、もう好きなようにパクっていいよ、と思いました。頑張ってもそんなタイトルしかつけられない人なんだから、「面白いな」と思った他人の文章を拝借したくなるのも当然だろうと、ようやく理解できたのです。それに文章はパクれても、視点まではパクれませんから。
それにパクる人を見ていて不思議に思うのですが、それがよそからの借り物だとばれたら恥ずかしくないのかな?ばれている可能性は高いわけですよね。

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