今の時代バツ1なんて珍しくなくなりましたから、好きになった人がバツ1と聞いて少し慎重になってしまうことはあっても、引く人は少ないと思います。 だけど彼/彼女がバツ1と知ったら、誰でも気になるのがやはり離婚した理由でしょう。
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そしてその理由をあなたが会話の流れでさりげなく聞いた時に、その人がどう答えるかで私はその人の本質・本性がわかると思います。 私が好ましく感じるのは、男女共に自分の非を認められる人です。
こんな男性がいました。
「元妻に男ができて別れた。自分が仕事、仕事で夫婦の時間を作ろうと努力しなかったから、まあ当然の結果なんだけど」
彼は恨み辛みを延々と語ったりすることなく、あっさりとそう言ったのです。ああ、いいなぁこの人、と思いました。 ということは、私がやめとけよ、と思うタイプのバツ1はもうわかりますよね。
被害者面するやつです。
男も女も。 「俺/私ってこんなに可哀相なんだよ。相手が悪かっただけ」ということを語りたいがために、もうひたすら相手の悪口や苦労話をする人は要注意です。 彼氏や彼女、そして配偶者というのは自分の実力でもあります。それを棚に上げて「相手にだけ非がある」と言う人間は、もうその時点で相手だけでなく彼/彼女自身にもやはり問題があるのです。一つの物語には、必ず登場人物の数だけ側面がある。
もしかするとそういう話を聞いて「可哀相に・・・私/俺が幸せにしてあげる!!!」と母性本能や保護本能をくすぐられてしまう人もいるかもしれません。
だけど同情は長く続きません。 同情して彼を幸せにしようとしている自分に酔いしれる楽しさもあるでしょう。使命感に燃えている時のハイな状態だって心地よいでしょう。だけど同情という名の麻薬が切れて覚醒が終わった時、そこにちゃんと愛や尊敬は残っているのでしょうか?
前配偶者の悪口を延々と言うような人には思い切って「じゃあなんであなたはその人と結婚したの?」と聞いてみるのもいいと思いますが、それを聞こうと思う時点でもうあなたは相当引いているはずですから、その人との関係に発展はありえないでしょうし、むしろ発展させてはいけないでしょう。