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マリア様はお見通し

普段は何も見えていないふりをしながら、善人面して静かに暮らしています

引きこもっていても幸せは歩いてきません

処世術 歩み



「大人の引きこもり」貧困が深刻化 NPO法人、鳥取に支部設立

 (ウェブニュースのためリンク切れの可能性あり)



ニュースに書かれている59歳のお父様は22歳のお子さんの引きこもりを心配していますが、22歳だったらまだ大丈夫なんじゃないですかね?

http://www.flickr.com/photos/7228825@N05/1010219236

photo by Wendy Longo photography


・・・・・って思っていると、あっという間に引きこもったまま30歳になってしまうんだろうなあ。中年になっても引きこもっている人達だって、多分若い頃は「このまま引きこもっているつもりはない」って思っていたのでしょう。
でも引きこもれるってすごいですよ。だって働かなくても衣食住が満たされているってことですからね。時間だけは豊富にあってもお金がなかったら辛いじゃないですか。
いくつになっても引きこもったままの人達というのは、お金は常にあるものだと思える環境にいるんですから、恵まれていますよ。だけどどんどん社会から取り残されていくことに対して感じる不安や焦りはあるでしょうね。

私の実家の近所に40歳を過ぎた引きこもりの人がいますが、そのお宅でおじいさんのお葬式が行われた時、引きこもりの彼は参列しなかったそうです。親が「あなたは部屋から出てこなくていいのよ」と言ったのか、彼自身の意思で参列しなかったのかはわかりません。
彼自身も久しぶり会う親戚達(田舎だからつきあいが濃厚)に「あら○○君久しぶりね。今は何をやっているの?」って聞かれるのも嫌だろうし、親だって「育て方が悪かったからああなったのかしら・・・」ってひそひそ囁かれるのも嫌だと思うんです。だからその引きこもりの息子が人前に出ないことで、親子で利害が一致したのかなぁと思いました。

40歳まで引きこもりで来ちゃったら、社会復帰するために必要なストレス耐性をつけるのは大変だと思います。
リハビリできる場所(=受け入れてくれる場所)も探せばあると思うんだけど、そういう耐性ってやっぱり若い頃から心をへし折られたりして、傷つけられて、その度に歯を食いしばり、時々近くにいる人に癒してもらったりして、強く、柔らかくなった心に備わっているものだから。

お金を払ったからって手に入るものでもないし、ましてや人から与えられるものでもない。自分で踏ん張ることでしか手に入らない。ストレス耐性が標準装備されている人なんてこの世にいないんですよ。
まあ心の強さには個人差があると思うんですけど、だけどやっぱり皆小さな障害から大きな挫折まで、ひとつひとつ乗り越えて強く温かくなっていくんです。
そういう風に他の人達が外に出て耐性を養っていた10年、20年という期間を自分は家で過ごしていて、これから追いつこうと思ったら、その10年分、20年分の人生修行みたいなものを短期間でこなさなくちゃいけないわけじゃないですか。ただでさえ耐性が低い(あるいはゼロ)のところに、しかも中年になってからそれはきついですよ。
でも22歳ならまだ大丈夫。社会に戻って、痛い思いをして、立ち上がり、ストレス耐性をつけていくことができるはずだから。社会に出ると、確かに金属バットで殴りたくなるようなやつはいっぱいいます。理不尽なことだっていっぱいある。でも社会に出なかったら出会えなかったであろう素晴らしい人との出会いもあります。悪いことばっかりじゃないから頑張れ!!!!

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