自分の言葉を持たない若者達



このブログに来訪される方々の中には、Facebookで自分のタイムラインに投稿されたお誕生日の祝福メッセージに対し、どんなお礼文を書いたらいいのかということを検索してやってくる方がまぎれています。 

 お礼にふさわしい定型文を探していらっしゃるのでしょうか? フェイスブック上で投稿されたお誕生日を祝福するメッセージへのお礼なんて、そこまでかしこまる必要はあるのでしょうか?いや、ない。例えばお客様に出すお礼状なら、例文を探したくなる気持ちもわかります。

1枚のお礼状で利益を3倍にする方法―お礼状の皮をかぶった“営業状”

だけどフェイスブックですよ?お礼の気持ちを表す言葉なんて、気持ちがこもっていればそれでいいじゃないですか。適当な定型文を見つけて名前のところだけ変えて返信しても、気持ちの乗っていない言葉なんてただの記号ですよ。
・・・・と昭和50年代生まれの私は思ってしまうわけです。

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だけど平成生まれの子達は、物心ついた時からコミュニケーションの主な手段がメールやSNSですから、手軽にやりとりできる分、利便性の中で何かを失ってしまったのでしょうか。 なんか怖いわ。だから彼女達には西野カナの歌みたいなのが愛されるのかしら。