隠せばエレガントに見えるかっていうと、そうでもない場所



30歳を過ぎた女性が胸の谷間がばっちり見える洋服を着ると、男性から好奇の視線は得られますが、「いい女だな」とは思ってもらえません。
若々しいはりのある胸の谷間を惜しげもなく見せることができる若い女の子達と同じ土俵に残って戦い続けるつもりなら、それなりの覚悟はした方がよいでしょう。 春や夏真っ盛りもいいけど、晩秋を迎えた女の良さを売りにしていくなら、違うマーケットを選ぶべきなのですから。


胸に限ったことではなく、女性がある程度の年齢になったら、隠した方がエレガントに見えるパーツはあります。 知り合いに40代の女性がいて、彼女はいつ会ってもとてもエレガントな感じがするのです。ワンピース、スカート、パンツ(デニム含む)、彼女が何を着ていても、自分はああいう風には仕上がらないな、と思ってしまう。 それを彼女本人に伝えたことがあります。すると彼女はこういいました。
「まりあさん、女はね、40歳を過ぎたら膝は見せない方がエレガントなの」

 

そういわれてみれば、彼女はスカート丈を膝が見えるか見えないかくらいのところで常に死守しています。だけどそれを自分に置き換えてみると、彼女のようにエレガントには見えないのは明らかでした。
なぜなら彼女は長い手足に恵まれていて、もちろん膝下もまっすぐで長い。美脚の持ち主なのです。膝から上が見えないことによって、男性にしてみれば見えない部分もきっと長くて美しいはず、と想像する楽しみを与えられているのです
対する私の膝下は太くて短いので、同じように膝が見えるか見えないかという丈で、例えばタイトスカートを選ぶと、今にも不渡りを出しそうな零細企業の事務員の制服風になってしまうんですね。スカートの中を想像するどころか、ファッションセンスを疑われてしまう。 まあヒールを履けば見れなくもないので、ちょっといいヒールでも合わせようかなと思うのですが、そんなわけで彼女のアドバイスは鵜呑みにできません。


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