マリア様はお見通し

普段は何も見えていないふりをしながら、善人面して静かに暮らしています

0歳児相手に喋り倒す伯母



Iちゃん、親戚中があなたのことを私の小さい頃に瓜二つだって言うの。そしてあなたのパパは昨日なんていったと思う?

「なあ、Iって姉貴というよりは、化粧をしている時の姉貴に似てるよな」

確かにそうね。化粧をした方が目元がはっきりするから、まあ少しは見れる顔になるってのはわかってるんだけど、我が弟ながら本当に失礼な奴だわ。
Iちゃんのそのばさばさの睫毛、おばちゃん羨ましいわ。あなたくらい睫毛が多いと根元でナチュラルアイラインを描いてくれるの。あなたがおもちゃで遊んでいる写真あるでしょ?ほら、伏し目がちで写ってるやつ。あの写真のあなたを見て、睫毛の下で雨宿りができそうだなって思ったわ。
将来あなたがメイクにかける時間は、おばちゃんの半分くらいで済むのよ。時間とかお金のことを言うときりがないけれど、とにかく女って美人な方が絶対得なの。
でもね、ここから先をよーく聞いてちょうだい。
ブスのひがみでもなんでもないの。本当のことなの。

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photo by latch.r


美人だからって幸せになれるとは限らないの。美しさを武器として使いこなせる人なんてそうそういないんだから。むしろ美しさのせいで苦労することがあるのよ。
例えば「風ともに去りぬ」でスカーレット・オハラ役を演じたヴィヴィアン・リーは、自身の老いをなかなか受け入れられず、苦しんだそうよ。外見の衰えは美しく生まれた人にとっては苦痛だと思う。私はすくなくともリーみたいに苦しまずに済むわ。だって衰えを感じるほどもとが良くないのだもの。
あなたが私と同じくらいの年齢になった時に、外見の衰えを補ってくれるのは中身の熟成・発酵よ。中身がいかに充実しているかは、年齢に関わらずあなたを支えてくれるはず。だけど中身を味わいたくなるような外見づくりも忘れずにね。
あ、でも年をとっても若い子にえらそうにアドバイスしちゃ駄目よ。若い子達だって熟成・発酵がうまくいっている「いい味出してるな」と思える大人を自分達で選びたいだろうから。アドバイスとかそういうことは求められてからすること。

まあここまで喋ったけど、うるさいなぁと思ってもパパやママ、そしておばちゃんの言うことはちゃんと聞いてね。いつかパズルのピースがはまっていくように、そういうことだったのか~って思う時がくると思うから。
ちなみにおばちゃんが小さい頃は、あなたのおじいちゃんに「ご飯を食べる時はお茶碗を持て!」と毎回言われて「うーるーさーいー」って言いながらお茶碗を持って食べていたらしいわ。

まだお喋りできないあなたにこんなに喋り倒してもしょうがないかもしれないけど、おばちゃんのあまり好きでない七田式を取り入れてみたわ。理解しているかどうかは別として、とにかくインプットさせるってやつよ。
じゃあね、Iちゃん。愛してる。今度会う時はIちゃんもちょっとだけお喋りできるようになっている頃かな。

以上、伯母ばか記事でした。