モテ論を語る人は苦手だけど、モテ本は読んでしまう



自分の周りにいるモテる男女の事例をあげて「こんな風にしてみるとよい」とモテを語るのは気にならないのですが、自分の実績 を例にしてモテ論を語る人を見ていると、男女問わず寒々しいなぁと思ってしまいます。
モテを語ることができるだけの、周囲も納得するようなデータを持っているということはすごいことだと思います。だけど私は自分を語ることなく「あの人ってモテるんだろうなぁ」と周囲に思わせてしまう人の方がよっぽど魅力的だと思います。 逆に「私のようにすればモテますよ」と語っちゃう人達は、そういうことを恥ずかしいと思わないという時点で私とは相容れないものがあるから、相性の問題なのでしょうか。
でもモテ論なんて・・・といいつつ、モテ本は何冊か読んでるんですよね。参考にするというか、読み物として面白そうなものに手が伸びます。

【ツボにはまったモテ本一覧】 
(文体が軽い順に紹介しますが、内容が軽いというわけではありません。あくまでも読みやすさやテンポのことです)

 モテれ。 (春乃れぃ氏 著) キレと軽さ、そして愛を感じる辛口な文章はわかりやすく、何度声をあげて笑ったことか。著者の脳は男脳が大部分を占めているのではないかという印象を受けるほど、女目線で書かれた激甘で使えないモテ本とは一線を画しています。
ただ私はこれを読んでいて「こんなことでなびいてくる男とつきあって、女は幸せになれるのだろうか?」と思ったのも事実ですが、本書はモテたい人が読むものであって、目指しているところが モテ=幸せ な人にはよいと思います。人間を磨くというような、自己啓発的な部分はそぎ落とされていて、磨くのは小手先だけ。とにかくモテに特化しているところがわかりやすい。


● 小悪魔な女になる方法―銀座ホステス作家の実践テク147 ミステリアスなイイ女は、あらゆる男を夢中にさせる(蝶々氏 著)
今はすっかりスピ系になってしまった、小悪魔ブームの火付け役蝶々さんですが、私は彼女のこの著書が好きでした。色恋においては実践あるのみと思う私は、本書を読んで何度膝を叩いたことでしょう。 女子力アップwという素敵なお言葉をブログを含む多くのメディアで目にする今日この頃ですが、本書を読むとアップさせるべき女子力が見えてくると思います。(何を取り入れて何をスルーするかは読み手次第) ただ、著者は春乃れぃ氏と同じく「オスが好きなメスという生き物」を客観的に見て、それを上手に演じたり与えたりしていますので、薄っぺらい印象があるのは否めません。 男に振り回され続けてきてもうくたくたの女の子が読んだらきっと刺さる一冊でしょう。振り回されている自分が好きな女の子には勧めませんけどね・・・。

● ロスチャイルド家の上流恋愛作法―愛される女性たちの秘密(ナディーヌ・ロスチャイルド氏 著) 自分はこうしてビリオネアの夫を手に入れました、という実績基づいて書かれたものではなく、著者の周囲にいる魅力的な男女を題材に書かれたモテ本です。
愛される女性たち、と書いてありますが、この事例が誰もが知る女優やモデルで、相手の男性達も華やかな人達ばかりのため、自分とは住む世界があまりにも違って参考にならないわね、という印象を受けましたが(まあロスチャイルド夫人が書いているんだからしょうがないよね)、だからこそモテ本というよりは、読み物として面白かったのかな。 住む世界が違っても、やっぱり女が恋愛で抱える悩みと言うのは同じようなものなんだな、と親近感が湧いたり。