マリア様はお見通し

普段は何も見えていないふりをしながら、善人面して静かに暮らしています

争わずして騒音トラブルに勝つ方法



以前住んでいたマンションは、繁華街のど真ん中にありました。
そんなところを住居に選んでおいて騒音に文句をつけるのはそもそもおかしいのですが、私達が暮らすマンションの場合、エントランス付近がたむろしやすい環境になっていたこともあり、あまりのひどさに警察を呼んだこともありました。
だけどトラブルに何度も遭遇するうちに、どうすれば若者達が去っていくか学習することができました。ではどうすればよいかというと、自分を不気味な住人、薄気味悪い住人と思わせることです。

http://www.flickr.com/photos/51035668659@N01/19879720

photo by thistle


当時私達が住んでいたのは角部屋だったため、南側にベランダ、東側に出窓がありました。そして出窓からすぐ下を見下ろすと、そこはエントランスへの通路になっていて、車道とその通路を区切っているコンクリートがありました。そのコンクリートには緩やかな傾斜がついていたので、この部分を利用して夜な夜なスケボーを楽しむやつらが後を絶ちませんでした。

イメージ画像(実際に住んでいたマンションではありません)

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やつらが着地する度に、私達の寝室の真下でかたーん!かたーん!と鳴り響く音。その騒音を聞く度に「次に滑る時は落ちるがいいさ。そして打ち所が悪くて死ねばいい」と呪詛の言葉を吐きながら、なんとか眠ろうとしたものです。
ところがある夜ついに我慢ができなくなったため、やつらが休憩し始めたのを狙って私もある行動に出ました。スケボーを置いて、コンクリートの上に座り込むやつら(これがまたちょ~ど座りやすいようにできているんですよ)。その真上には私達夫婦が暮らす部屋の出窓があります。
その彼らを私が出窓からじぃっっと見おろすのです。彼らは私に背中を向けて座っていますから、当然最初は気づきません。だけど数人いるうち必ず一人が私の熱い視線に気がつきます。
私は色白で髪の毛が長くて黒いので、暗闇の中で自分がいかに不気味に浮かび上がるか承知の上でした。こうして即席貞子完成。

 


ガキ1: (ふと振り向いて貞子に気づき・・・) おおっ!こえー!

(他のガキ達が振り返る)

ガキ2: なんだあれーーー!!!!

ガキ1: (貞子に手を振ってみる)

貞子=私: (にやっと笑って手をふりかえす)

ガキ3: う、動いたーーーーーー!!!!!

ガキ1: あれ、人間だよな?

ガキ2: 置物なら動かねーだろ。

私: (ゆっくりと窓を開けようとする)

ガキ1・2・3: ぎゃーーーーーーーー!!!!!!!! (走り去る)

ガキどもよ、お化けじゃなくて生きている人間の方が怖いのよ。
この夜以来、私達が暮らすマンションの前でスケボーをやるガキが現れるたびにこの方法で駆除するようになりました。百発百中で逃げていきます。