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マリア様はお見通し

普段は何も見えていないふりをしながら、善人面して静かに暮らしています

浅田真央選手の集大成に思う

フィギュアスケート


ソチ五輪女子フリーの結果を待たず、終焉モードで書かせていただきます。
「まだ金メダルへの希望を捨てるには早すぎる」とか言いたくないのです。現実的にいきます。
SPトップの三人の朝食に下剤でも入れない限り、奇跡は起こらない。でもこれで浅田選手の引退が先に延びる可能性もあるのではないかと思うと、嬉しくもあるんですけどね。


トリプルアクセルという大技をプログラムに組み込むことによる精神的な負担は計り知れません。ミスの許されないショートプログラムでは特に。
そしてそのアクセルで転倒してしまった場合、転倒による減点と、ダウングレードされてそこから転倒分を減点されるという最悪のケースを頭の片隅に置き、二つ目のジャンプに入る時の恐怖心は想像を絶します。

「もうこれ以上ミスできない」「きちんと飛んで加点をもらって少しでもトリプルアクセルの失敗の分をカバーしなくては」

集中しようと思っても、こんなことが頭をよぎる。
SPトップの三人は全員74点台ですが、SPのジャンプ構成は全員長年磨き続けてきた3-3という得点源と2A、そして単独の三回転と、精度の高いジャンプを揃えてGOEの加点を着実に積み重ねていっています。(これはほとんどのトップの女子選手が採用している構成です)
トリプルアクセルという大技による精神的な負担から自分を解放して、のびのびと思い切り舞い踊って加点を重ねる道も、浅田選手の選択肢にはあったはずです。
それを捨てて自分が選び、信じた道を歩いてきた結果がこのソチ五輪ですから、どんな結果になっても受け入れるしかない。ショートの結果からすると、もう失うもの、守るものは何もないわけですから、明日のフリーはトリプルアクセルと心中するつもりで思いきり行って来い!とエールを送りたいです。(やけくそというのとは違いますよ)
まだ戦いは終わっていませんが、この五輪で浅田選手は何を思い、何を学び、どんな答えを出すのでしょうか。

Sports Graphic Number (スポーツ・グラフィック ナンバー) 2014年 3/13号 [雑誌]


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