浅田真央選手の完全燃焼を祈ります

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浅田選手、いい表情していますね。ああ、もううるうるしてきました。 今回の五輪が初めての開催となるフィギュアスケートの団体戦。そしてそこから個人戦までなんと9日も空いてしまいます。オリンピックという舞台で、最後の決戦の日まで集中力を保つのがどれほど大変なことなのか、私には想像つきません。個人戦=浅田真央選手のラストダンスが終わった後、彼女はもう燃え尽きてしまって何も残っていないのではないでしょうか。
その9日間は佐藤久美子先生もついていてくださるそうなので、リラックスした状態でラストダンスの日を迎えられると思います。もうここまで来たら技術的な進歩なんてありえません。あとは心の問題。だけどそれが一番難しい。

Sports Graphic Number (スポーツ・グラフィック ナンバー) 2014年 2/13号 [雑誌]

トップアスリート達は日々の鍛錬のおかげで、心も体も強靭でしょう。だけどやはり彼らも人間ですから、突然の些細なアクシデントが、五輪という舞台に向けて程よくぴんと張り詰めておいた緊張の糸を、ぱつんときってしまうことだってある。
だけど泣いても笑っても、もうこれが最後。浅田真央という優しく熱く灯るキャンドルが燃え尽きるその時まで、ファンとして見守っていたいと思います。そして燃え尽きた時、ようやく浅田選手が「浅田真央」でいることから解放されるのでしょう。真央ちゃん、あともう少しです。貴女のスケート人生の集大成は、笑顔でしめくくれますように!