サントラの力



思い出がまるで堰を切ったかのような勢いで蘇る時、そのきっかけとなるのはある言葉だったり、飲み物や食べ物、場所、香り、音楽・・・というように、人それぞれだと 過去記事で書きましたが、その例として、映画のサントラを聴いていて、映像が頭の中ではっきりと蘇る瞬間、ああ、やっぱり音楽の力ってすごいな、と思うのです。

だいぶ前の話ですが、イ・ビョンホンとチェ・ミンシクが共演した韓国お得意の復讐ものの「悪魔を見た」(アマゾンでレビューを書きました)を観て、サントラを買おうと思いアマゾンでチェックしていたら 「映画が映画なだけに朝の通勤時にはあまり聞いてません。雨の帰り道には爆音で声響かせてぞっとしながら帰ります 」というレビューが目に留まりました。


韓国映画 [悪魔を見た] 予告版 - YouTube

この映画は、イ・ビョンホン演じる国家情報院捜査官の美しき婚約者が一人で乗っていた車が、人気のない夜の雪道でパンクしてしまい、レッカー車を待っている間に襲われるところから始まります。そこでレビューを見た瞬間、雨の帰り道よりは夜の雪道の方がぞっとくるに決まってる!と思ったのです。私は雪国にある実家に帰省した時、試しに夜の雪道を一人で歩きながら聴いてみたのですが、臨場感がありすぎて怖かった。もう泣きそうでしたよ。家の明かりを見た時、本当にほっとしました。よい子は真似しないでくださいね。何が言いたいかというと、サントラの力はそれだけすごいってことです。
サントラを聴いても、やはり映像から得た感動や衝動が蘇らないことはありますが、この映画とKama Sutra: A Tale of Love - Mychael Dannaは、サントラを買ってよかったなと思いました。

悪魔を見た 韓国映画OST

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