浅田真央選手の生き様

「浅田真央 そして、その瞬間へ 」(読み物単品)  をもだえながら読んでいます。なぜもだえているかというと、本書を読んだ人達の感想を読んで「そう、そうなのよ!」とわかちあいたいものがあるので、アマ ゾンのレビューを見たいのですが、レビューを見てしまうと先入観を持って続きを読んでしまうので、自分が読み終えるまでは我慢しようと思うのです。

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本書にはバンクーバー五輪後の浅田真央選手が、一旦振り出しに戻って基礎から学びなおす様子が書かれているのですが、一部のファンが「真央ちゃんが勝てないのはルールがおかしいからだ」とぎゃーぎゃー騒いでいる間も、当の本人は、自分の選んだ道がどんなに険しくても、その茨の道を黙々と進み続けたということが手に取るようにわかります。

画像はトリプルアクセルを踏みきる直前の浅田選手。バンクーバー五輪の前はバネを使って飛び上がろうとしているので、体が沈み込むことで助走のスピードが殺されてしまっていますが、佐藤信夫コーチが教える「流れに乗って飛ぶジャンプ」をするようになってからは、ジャンプの軌道に入ってから飛び上がるまで、腰の位置が変わらず、着氷後の美しい流れも出来栄えの良さから加点がもらえそうです。
この飛び方ができるようになるまで、地味なスケーティング練習をひたすら繰り返すのです。浅田選手のクラスになると、やっているだけで眠気を誘うような単調な動き。だけど来る日も来る日も、その単調な練習に集中して取り組む浅田選手の「ゼロから学び直す」姿勢には、学ぶことが多いなと思いました。
さて、続きでも読みましょうかね。